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Yahoo!広告活用の今を追う(PR)

拡大する動画広告ニーズを受け、制作までフォロー ヤフーのクリエイティブ支援領域における取り組み

 スマホ版やアプリ版Yahoo! JAPANトップページの刷新、それに伴う広告ソリューションのリニューアルと、近年まさにドラスティックな変革を続けているYahoo! JAPANによる本連載。今回は、現在取り組みを強化しているクリエイティブ制作支援領域に注目。動画広告市場の盛り上がりとともに、この秋に提供開始した「Yahoo!ビデオクリエイター」やその他サービスを紹介する。

クリエイティブ制作を支援する専門ユニットが発足

MarkeZine編集部(以下MZ):この秋は、動画制作支援に関するニュースが複数挙がっていました。動画広告枠を持つ媒体としてだけでなく、その制作もヤフーがサポートするということで、今回はこれらの取り組みをうかがっていきます。まずは、ご担当の齋藤さんのご経歴を簡単に教えていただけますか?

齋藤:私自身は美大出身で、学生のころはデザインや動画制作を学んでおりました。ヤフーでは、BtoCのサービス担当を経てBtoBサービス側に移り、デザイナーとして法人向けツールのUI/UX設計していました。この7月、クリエイティブ制作支援のユニットが新設され、そこのサービス責任者になりました。

ヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー ディスプレイ広告ユニット クリエイティブ制作支援 サービスマネージャー 齋藤健氏
ヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー 
ディスプレイ広告ユニット クリエイティブ制作支援 
サービスマネージャー 齋藤健氏

MZ:クリエイティブ制作支援ユニットは、どういったミッションを担っているのですか?

齋藤:Yahoo! JAPANが提供する特定プロダクトにひもづかない立ち位置で、当社のマーケティングに関わる商品全体のクリエイティブ品質を高めることがミッションです。ミッションは2つありまして、ひとつはユーザーが直接触れる動画クリエイティブの拡大と強化です。

 ここ最近では、国内最大級の動画制作クラウドソーシング「Viibar(ビーバー)」を運営する株式会社Viibar(以下Viibar社)、また動画作成プラットフォーム「Shakr(シェーカー)」を運営する Shakr Media社との提携をし、動画の制作領域を支援するサービスを提供しています。

 このような取り組みは一例になりますが、今後も引き続きユーザーの方々にご満足いただける動画クリエイティブの品質を追求し市場の拡大に貢献していきたいと考えています。

 もうひとつは、代理店やクライアントなど法人のお客様向けに提供しております各種ツールの使い勝手を改善することです。ここはボタンの位置など基本的な部分からデザイン統一まで幅広いですが、各種ツールの使い勝手を向上し、お客様の業務工数を削減することを目的とした取り組みを行っています。

動画広告の“勝ちパターン”がまだ見えていない

MZ:クリエイティブ制作支援では個人向けと法人向け、両方取り組んでいらっしゃるのですね。確かに、動画広告市場が活性化するにはユーザーの見やすさは不可欠ですし、提供側が参入しやすいように支援することもニーズが高そうです。

齋藤:そうですね。ヤフーだとサービスの拡張が著しいので、単一のプラットフォームですべてを管理するのは難しさがあります。そんな状況下で、ツールのデザインに一定のルールを設けて、できるだけUIの品質を向上させ、使い勝手をよくしていく。私はデザイン面から考えていますが、もちろん技術面やプラットフォームとしての視点からツール設計に携わる部署もあるので、彼らと連携して進めています。

MZ:では、現在の動画市場の動向をどうご覧になっていますか?

齋藤:この1年でスマートフォンの動画視聴人口は増加傾向であり、それに合わせ動画広告市場の立ち上がりも力強さを増しています。企業の注目度はますます高まっている状況と言えるでしょう。また、広告出稿する企業規模の変化も注目すべき点だと思います。制作に潤沢な予算を割くことができる大手企業だけでなく、スモールビジネスやエリアのビジネス事業者を含めて、動画の活用に関心を持たれていますね。

 同時に、動画広告についてはまだ“勝ちパターン”が見えていません。かけたコストに見合ったリターンを得られているかどうかの判断材料が少ない状況です。広告枠の選択や制作方法など、課題は多いですね。

課題は時間とコスト、使い方、通信量

MZ:なるほど。仮に見積もりをとっても、そのコストが果たして成果に見合うのかどうかも判断しにくいですね。

齋藤:そうなんです。動画においては豊富に情報を伝えられるのは間違いないですし、スマートフォンの普及で、ユーザーとの接点として動画はこれから欠かせない手法になるのは確実なのですが、まだ手探り段階といえます。

MZ:既存のテレビCMならある程度フォーマットも決まっていてセオリーもありますが、Webだと尺からどうするかを考えないといけないですし。

齋藤:そうですね。弊社が動画広告を扱い始めた当初はテレビCMをそのまま流用する形が中心でした。それが効く場合もありますが、Webなら精緻なターゲティングもできますし、やはりWebならではの効果を見込むなら、動画自体のつくりも変わってきます。

MZ:具体的な課題はなんでしょうか?

齋藤:まずは、時間とコストです。当然、テレビCMのような凝った映像制作はスモールビジネスだと難しい。それから、使い方ですね。動画共有サイトにアップするだけでいいのか、ソーシャルを活用するのかなど。また、ユーザーの意志によらずサイト訪問と同時に流れるものだと、ユーザーにかかる通信量も考慮する必要があります。

コスト面の課題を解決する2つの新サービス

MZ:そうした課題に対して、ヤフーでも先ほど名前が挙がったViibar社やShakr Media社との取り組みを展開されているのですね。

齋藤:ええ。弊社としては、動画の市場ニーズの高まりに対して「配信技術×動画を含めたメディア×動画クリエイティブ」の提供を目指しています。このうち、私たちのクリエイティブ制作支援部門では動画のクリエイティブ制作を支援して、メディアの価値を高めようとしています。

MZ:特にどういった部分が急務だとお考えですか?

齋藤:最も大きいのは、媒体や面ごと動画効果とコストのバランスですね。わたしたちは、動画広告の市場ニーズとマーケットを次のような3段階で捉えています。

 上段は、いわゆる既存のテレビCMのような映像制作ニーズです。中段は、オンラインでの動画が一般化したことで生まれたニーズ。Viibar社との取り組みはここに位置づけています。下段がさらにローエンドなニーズで、Shakr Media社との取り組みである「Yahoo!ビデオクリエイター」を活かしていただく想定です。

 例えば、ショッピングサイトのトップページ用に使われる認知目的のイメージ動画と、個別商品ページでの獲得目的の商品紹介動画では、適したつくりも違います。ViibarやYahoo!ビデオクリエイターは、これらのWebによって広がっている動画マーケティングへのニーズを支援する意図があります。

高確率でシェアされる動画を狙う「BrandArticle Creative Plus」

MZ:先ほどの図でご紹介いただいた、それぞれの取り組みについて、詳しく教えてください。

齋藤:今年5月に提携したViibar社は、クラウドソーシングによる動画制作サービスを提供しているため、高品質でリーズナブルな動画制作が可能です。10月に提携第一弾の取り組みとして「BrandArticle Creative Plus」を提供開始しました。

 これは、Viibar社の高品質な動画制作力やシェアしたくなる動画制作の専門知識と、Yahoo!映像トピックスのトラフィックを活かした広告プランです。動画の制作プランは2種類あって、2,500人のクリエイターから様々な企画を募り、魅力的な企画を自ら選んで制作する「Crowd Ideas」と、Viibarのデータ分析から導いた企画方法論に基づき、エンゲージメントを生むクリエイティブを確実に制作する「Must Share」があります。

MZ:オリジナル動画をゼロから制作できるのですか?

齋藤:はい、プランニングから制作までをフォローするので、文脈を押さえた訴求が可能です。また、内容構成からシェアボタンの配置にまで、Viibar社で蓄積したノウハウを反映して、Webならではのシェアされやすい動画プランです。

MZ:Yahoo!ビデオクリエイター」は、どう違うのでしょうか。

齋藤:Yahoo!ビデオクリエイターはテーマ別のテンプレートを用いて、5000円程度で高品質な動画制作ができるオンラインサービスです。

 Shakr Media社は韓国のスタートアップ企業で、すでに動画作成プラットフォーム「Shakr」の 展開実績があります。スマホ用のPR動画を簡単に作れるサービスを提供したい。そんな想いでこのサービスを、日本向けに展開していきたいと思いました。

テンプレートから簡単に動画を作成「Yahoo!ビデオクリエイター」

MZ:動画制作の経験がなくても利用できますか?

齋藤:もちろんです。見本のテキストや、写真・映像素材を差し替えて、簡単につくれます。自社で新たに動画撮影をしなくても、写真があれば、テンプレートによってリッチに見せることができます。作成した動画は、LPやソーシャルメディア、サイネージなどに利用いただけます。

 個人の方も利用可能ですが、制作会社、ソーシャルを運用されているマーケターの皆さま、スモールビジネスの方たちなどに、ご利用いただきたいですね。

MZ:両方とも、今後どんどん事例が挙がっていくのが楽しみですね。最後に、これらのサービス拡充を通して実現したいことを教えていただけますか?

齋藤:当社がすべての動画制作の総括プロデュースができるわけではありませんし、テレビCMの制作などは優れた広告会社や制作会社が多いと思います。

 ただ、オンラインの動画広告の領域の発展においては、活用の目的の広がりや、スモールビジネスの方たちからのニーズも高まっているので、この部分を支援したいと考えています。動画広告は企業がビジネスを成功させるためのひとつの手段なので、それを達成しやすい環境をツールやサービスから総合的に整えていきたいですね。

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/02/09 23:51 https://markezine.jp/article/detail/23283