携帯動画の活性化で新たな問題や悩みが発生。求められるソリューションとは?
しかし、動画サービスを展開する上で、さまざまな問題や悩みが発生していることを真田氏は指摘する。ただし最も目立つものとして挙げられがちなコンテンツホルダーの著作権保護の問題については、そもそも携帯電話でしかアクセスできないこと、転送不可設定やデータが残らないストリーミング方式などが指定できること、そしてPCのようにキャプチャができないことを挙げ、PCに比べて容易だという。同社の動画配信ソリューション「モバラジムービー」では、データの暗号化によってコンテンツそのものも保護できる。
むしろ、「フォーマット形式をどうするか」、「きれいな動画を効率的に作るには」、「認証や課金をどうするか」、「エンコード作業不可の増大」といった運用の悩みが大きく、新しい技術への対応、サーバーや回線のコストなどに対する不安も多いという。
KLabは、そうした動画配信サービスの運用面・コスト面に注目。これらの問題を解決すべく、従来のDoCoMo向け視聴アプリを3キャリア対応の動画配信プラットフォームとして再編成し、「モバラジムービーSuite」としてサービスを展開した。