SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Autumn

モバイル戦国時代を制覇する!mobidec2007詳細レポート

KLab真田氏が語るケータイ動画技術のこれから


入力・変換から配信・閲覧までワンストップで提供。規模やニーズにも柔軟に対応

 「モバラジムービーSuite」は、特別な知識がなくても容易に設定ができるよう、インターフェイスが工夫されている。デモンストレーションが行われ、その簡便さがアピールされた。なお、構成は「エンコードエンジンへの入力とファイル変換」、「動画ファイルと配信スケジュールの管理」、「閲覧状況に応じた的確な配信」の3つに分かれている。

 まず「変換」では、動画ファイルが入力されると指定した端末プロファイルの指示によってエンコードが行われる。その際に、尺の長さやフォーマット、フレームレートなどによって振り分けされる仕組みだ。当然、変換可能な元ファイルは主要フォーマットをサポートしており、コンテンツ単位のバッチ処理機能や自動サムネールの切り出しも可能である。

 そうして変換されたファイルは配信サーバー内に管理され、配信日時や編成のスケジューリング、番組名などのメタデータの編集、コンテンツへのアクセスコントロール設定などが可能である。さらに、アクセスログについても出力が可能だ。

 そして、動画ファイルの作成時には、3キャリアに対応した配信用ページも自動生成され、アクセスしたキャリアに応じてデータが配信されるという仕組みだ。その際、配信用ページにはユーザー認証機能も搭載されており、会員管理機能や課金システムとの接続インターフェイスが用意された「サイト会員管理パック」を利用すれば、会員制の携帯動画サイトを構築することも容易に可能である。

 また、「モバラジムービーSuite」の低価格版として「モバラジムービーLite」も登場した。これは1番組単位で1カ月3万円から使用できるというものだ。これを最小版として、予算やコンテンツ数などに応じ、「サイト会員管理パック」「ASPおまかせプラン」「レビューシェアプラン」といったパックから、カスタマイズやCMS構築に至るまで、幅広いサービスを提供することを予定している。真田氏は、これらの「モバラジムービーSuite」のシリーズとしての汎用性について言及し、「動画を使ってのビジネスにすべてお応えしていきたい」と抱負を語った。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
モバイル戦国時代を制覇する!mobidec2007詳細レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/12/21 15:21 https://markezine.jp/article/detail/2345

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング