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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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【短期集中】オムニチャネル・マーケティング~実践現場からベスト・プラクティスを探る

「運用設計も“オムニ化させる”ことが大切」 オムニチャネル・マーケティング構築プロジェクト舞台裏

情報の一元化、リアルタイム化

 いざ、運用がスタートすると、お問合せが、各店舗やEC、コールセンターといった各チャネルに届きます。類似した内容が、異なるチャネルに届くことが十分に起こりえるため、運営に関わる情報は全て、関係者がアクセスできる場所に一元管理されることが好ましいです。

 重複しますが、チャネルやサービスを統合したのですから、情報や課題共有も、部門を通り越して「オムニ」化されていることが重要です。

 当社の事例をご紹介すると、運用をお任せいただく場合は、Redmine(※1)やBacklog(※2)などのITS(Issue Tracking System)を活用し、チケット駆動型での課題解決を行っています。

 チケット駆動とは、トピックごとにチケット(課題ページ)を発行し、議論や意思決定までのプロセスを可視化しながら解決してゆく手法の一つです。関係者は「誰が(どの部門が)」「いつ」「何故」「どのようにして」物事を進めたのかを確認できることで、決定の背景を理解したり、重複した議論を防ぐといった効果が期待できます。

 この手法は、昨今のソフトウェア開発では標準的となっている手法ですので、IT部門と協力し適切な管理方法を模索できると良いでしょう。

  • ※1:Redmineは、オープンソースソフトェアで、サーバへのインストールが必要です。
  • ※2:BacklogはNulab社が運営する、有償SaaS製品です。

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ナレッジの蓄積、最新化

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この記事の著者

工藤 元気(クドウゲンキ)

1985年生まれ。㈱ゆめみ取締役。大手小売・飲食・メーカーのマーケティングシステム、O2Oアプリ、CRMの大規模受託開発の企画・ディレクター・営業を兼務し、現在は企業のオムニチャネル推進のためコンサルティング、研究に従事。現場で培った経験を元に、新鮮で現実味のある情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/01/07 07:00 https://markezine.jp/article/detail/23653

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