他では体験できない“激”レアなバイトを紹介
リクルートジョブズが展開する「タウンワーク」のサービス『激レアバイト』をご存知だろうか?“日給3万円、交通費支給”の、日常では体験できないようなレアなアルバイトを紹介するというものだ。同コンテンツでは、高速かつ大量なTwitter広告のクリエイティブテストを続けているという。今回、リクルートジョブズの金井氏、伊神氏、市川氏および、Twitter Japanの西原氏にTwitter広告運用の詳しい話を伺った。
リクルートジョブズのIT戦略室デジタルマーケティング部マーケティンググループでは、リクルートの5メディア(「タウンワーク」、「フロム・エー ナビ」、「はたらいく」、「とらばーゆ」、「リクナビ派遣」)等を横断して、全てのプロモーションからWEB集客まで行っている。その中で、金井氏は全体のマネジメント、伊神氏は『激レアバイト』の戦略企画、市川氏はデータ分析やシミュレーションモデルの構築を担当。また、西原氏は、Twitterのリクルート担当営業として、Twitterを活用したブランディングからダイレクトレスポンスマーケティングまでトータルでサポートしている。
インセンティブに頼らない新規カスタマー向け施策を実現するために
MarkeZine編集部(以下、MZ):そもそも『激レアバイト』を始めた背景は何でしょうか?
金井:魅力的なコンテンツを用意することで、「タウンワーク」を初めてご利用いただくカスタマーを増やすことを目的にしています。
ECサイトなどでよく見られるのがインセンティブ施策だと思います。ですが、求人情報サイトの場合はインセンティブで左右される要素が少ないため、あまり有効ではありません。そこで、求人を見に来ているカスタマーが求めている求人情報をコンテンツ化して創り、ここでしかできない貴重な体験を届けようと考えて生まれたものが『激レアバイト』です。日常生活では体験できないようなお仕事、例えばJAXA様(宇宙航空研究開発機構)と組んだ宇宙バイトや、アニメの声優のバイト、F1レースのスタッフバイトなど、今までに約100以上の求人案件を展開しています。
MZ:Twitterはいつから、どのように活用されているのですか?
金井:『激レアバイト』を開始するまでは、アプリのインストール広告を中心に活用してきました。2014年1月に『激レアバイト』を開始してからは、Twitter広告でのプロモツイートを活用させて頂いております。
プロモツイート:ターゲットのタイムラインに、広告主のツイートをネイティブアドとして表示する広告
アルバイトの案件ごとに、ターゲティングのためのキーワードを多数用意して相性の良い層を探っています。我々のメディアは、多くのトラフィックを獲得する必要があるので、利用規模が大きいTwitterからの流入を意識しています。
伊神:施策の評価軸としては、CPAを見ています。また、CTRとCVR、そしてCTVRを見ながらレポートを1時間ごとにチェックし、リアルタイムでチューニングして常に最適化しています。
MZ:『激レアバイト』でのTwitter運用はどのような組織体制で行なわれているのでしょうか。
伊神:実際のクリエイティブ制作から広告運用までを広告代理店様に、全体のディレクション及び数値モニタリングによる改善を当社が行っています。