顧客視点でユーザーデータを揃える
清水:顧客視点でサービスを見つめていくと、御社のサービスはいろいろな使い方ができそうです。
野口:NabiSTAR Reportは現状β版として、集客の改善に使えそうなデータを一通り提供しています。ただ、データも加工・追加していけるため、導入いただいた不動産会社には、ぜひ要望をいただきたいですね。
清水:NabiSTAR Reportは、Web上のダッシュボードみたいなもので見ることができるのですか。
野口:現段階ではまだですが、今後ダッシュボードを開発し、各社で見たいデータだけを集約できるようにしたいと考えています。例えば期間など変化させて推移をみるといったことを可能にしたいです。
清水:そうなると、利用状況のログをリアルタイムで見られるため、NabiSTAR Reportがより活用しやすくなるのではないでしょうか。不動産会社も活用結果も見やすくなりますので。また、個人的には、ユーザーをグループ分けしているのもとても面白い機能なのでより拡充していってほしいです。
野口:私個人としても面白いデータだと思っています。清水さんのおっしゃっているデータは、『HOME'S』で培ってきた膨大なデータを当社の基準で組み合わせ、ユーザータイプを分けグラフ化したものです。先述したユーザーが何を求めているか、またどういった人がいるかがわかれば、揃えるべきコンテンツが明らかになりますので、その一助になれば嬉しいです。
新規獲得至上からリピーター獲得へ
清水:提案や要望など様々口を突っ込んでしまいましたが、『HOME'S』のリソースが使えるのはとても面白いサービスですね。
野口:そうですね。このサービスを提供するにあたり、不動産会社にリピーターを作る支援をしたいと考えました。不動産業界の特徴として、住み替えのスパンが長く、企業とユーザーは一期一会の関係になりがちです。そして、新規獲得に目がいきリピーターを作ることには目がいかなくなる。その結果顧客満足度への意識も薄れ、焼畑農業のような状態になってしまいます。
そのため、当社としては『HOME’S』のリソースを不動産会社に活用いただき、不動産業界のマーケティングの考え方、利益の生み出し方を変えていきたいと考えた次第です。
清水:御社のようなポータルサイトを運営している企業だからこそできることでしょうね。会員を多く抱える御社は3年、5年、10年単位でユーザーの情報も取得できる。その情報を持っている御社が不動産会社をサポートするのはとても意義のあることだと思います。
野口:アドテクやデータ周りを活用できている不動産会社はまだ少ないので、データ活用のノウハウを広めていきたいです。同時にサービスも提供しながら、『HOME'S』と不動産会社のビジネスやオウンドメディアの関係を強固にしたいと考えています。
清水:その考え方には賛同します。デジタルに割ける予算やリソースがあるかどうかや、企業の規模だけでビジネスに差がついてしまうのはもったいないですからね。お客様にとっては、賃貸などの場合、扱っている物件はどこも同じことが多い。御社のそういった熱い思いが伝われば、不動産会社もわくわくするのではないでしょうか。
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