カカクコムは、アドビ システムズのオンライン広告キャンペーン管理ソリューション「Adobe Media Manager」を採用した。
これにより、カカクコムは、数百万件の広告出稿管理を効率化すると同時に費用対効果の可視化を実現。また、すでに全体のアクセスの5割を占めるスマートフォン向けの広告も最適化した結果、広告からのコンバージョン数が導入前の2倍以上に向上した。
これまでカカクコムは、購買支援サイト「価格.com」やグルメサイト「食べログ」などに集客するための重要な施策としてリスティング広告に力を入れてきた。しかし、膨大なカテゴリーとページ数からなるサイトの広告出稿管理を手作業で行っていたため、集計とレポーティング作業が大きな負担となっていた。また、リスティング広告のキーワード数が数百万件にのぼることからキーワードごとのコストと収益が可視化しきれず、費用対効果が見えにくくなっていた。
これらの課題を解決するため同社は、オンライン広告をマルチチャネルで一括管理し、成果分析に基づいた入札の自動化を実現する「Adobe Media Manager」の採用に至った。これにより、出稿までの工数と集計やレポーティング作業を大幅に削減し、スマートフォン向け広告の最適化にも対応できた。
くわえて、サイトへのアクセスやサイト内のユーザーの行動を分析する「Adobe Analytics」と連携することで、費用対効果を個々のキーワードごとに算出も可能になった。さらに、サイトの構成やデザイン、文言などのA/Bテストを容易に行うことができる「Adobe Target」も導入したことで、広告出稿の効率と費用対効果の精度が向上した。
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