「スタインウェイの人」松澤さんインタビューです!
――それではまず始めに、お名前と年齢、職業を教えてください。
松澤健(まつざわけん)です。25歳、大学院生です。ちなみに就職が決まりまして、4月から社会人の予定です。
――駅の発車メロディ動画を作ったきっかけは何ですか?
2000年頃に、友人が作った駅の発車メロディを、何曲かアレンジして一つの楽曲にしたものを聴いて衝撃を受けて、駅の発車メロディを集めたサイトを見るようになりました。それから自分でも弾くようになって、2007年にほんの遊びのつもりで、YouTubeに発車メロディ動画を公開しました。
――発車メロディに譜面はあるのですか?
譜面はないので、すべて耳コピですね。
――そこがすごいですよね。耳コピとは具体的にどのような作業なのですか?
自分は音楽を聴いている時、頭の中にピアノの鍵盤(けんばん)の絵があって、「今の音はこの鍵盤が押されたな」というように、曲を聴きながら頭の中でピアノを弾いている感じなのです。実際コピーする時は、その後に実際のピアノで弾いてみます。
――人生で初めて耳コピをしたのはいつですか?
5歳の幼稚園のときですね。今でも覚えているのですが、幼稚園のお遊戯会で、先生が場面転換に短い曲をピアノで弾いたんですよ。それを聞いて「なんていい曲だ」と思って、家に帰って記憶を頼りに弾いてみたら弾けちゃった、というのが人生初の耳コピです。
――えぇ~っ、5歳ですか!それは驚きです。どんな音でも耳コピできるのですか?
わりと単純な音なら大抵はできますね。ネタとしてはWindows XPの起動音とか(笑)。
――ははは。これは面白いですね。ところで発車メロディのこだわりは何ですか?
一番気をつけているのは原曲に忠実に弾くことですね。これ以上ピアノで再現できないだろうというところまで、リアルに演奏することです。
――発車メロディ動画がブレイクしたきっかけは何ですか?
(まだまだ続きます~)