初めての動画でも、予想以上の成果を得られた
── 当社との動画制作過程において困ったことや印象的だったことはありますか。
全体的に、クリエイターの方に非常によくやっていただいた、と感じています。とても丁寧な対応をしてくださった印象が強いです。
やはり、初めての動画制作ということで、こちらも不安な部分が大きかったのですが、それもすぐに解消されました。首都圏以外の方だと、すべてリモートの作業になってしまうのではないかという不安もあったので、東京近郊にお住まいの方という条件でお願いさせてもらったのですが、その結果、打ち合わせも実際にお会いして何回か行うことができました。
担当いただいたクリエイターの方も、NPOの動画を制作した経験をお持ちだったので、こちらの制作意図をしっかりと理解してくださり、意向をきちんと汲み取ろうとする真摯な姿勢や、団体のイメージに合わせたコンテンツを作るセンスも感じ、作業はスムーズに行えました。
── TrueView広告や公式YouTubeでのアップ以外に動画を活用されている例はありますか。
広告としてはTrueView、Facebookの2つです。あとは、それらの動画を見たお客様から、WWFのサイトでも視聴できるようにしてほしいという要望があって、サイトトップに動画を貼るという対応をしました。

── KPIとして、この動画でどれくらいの費用をかけるのかといった目標設定や予算設定などありましたでしょうか。
今回実施した動画を用いたキャンペーンは、成果報酬型の広告を展開しているgooddoさんの引きあいからスタートしたプロジェクトだったので、こちらからは特に予算設定について要望していません。
TrueViewに関しては、利用するのが初めてだったので、テスト運用という意味合いが強かったと思います。動画制作費に関しては、賄えているという前提でプロジェクトが進んでいましたので、その後、単純にCPAが、どれくらいになるのかという判断をしていました。
紙のプロモーションと、Webのプロモーションとで分けて考えたときに、WebではCPAをこれくらいにしたいという目標値は決めていて、それにTrueViewが対応できるのかという観点でテストしました。その結果については、非常に良かったです。流石に何回も使用していると、徐々に効果は落ちてきてしまうのですが、ピーク時の値は十分でした。
運用をお願いしている広告代理店さんには、インプレッション効果をKPIとしたほうが良いというアドバイスもいただきました。しかし、結局、CPAは目標を少しオーバーするようなところで済んで、かつたくさんの支援者をいただくことができました。ですので今回のプロモーションは動画の貢献が大きいです。gooddoさんでは、しばらく間、1位をとっていたという話を聞いています。
Facebookでの投稿は、動画の再生数が62,000回以上になり「いいね!」も5,000件を超えています。正確にすべての投稿をチェックしたわけではないのですが、これは昨年1年間の投稿で、一番の「いいね!」の数だったと思います。