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京王電鉄、AIアバター駅係員による案内サービスの実証実験を開始 顧客ニーズのデータを収集・分析

 京王電鉄とAVITAは共同で、AVITAが提供するアバター接客サービス「AVACOM」を活用したAIアバター駅係員による案内サービスの実証実験を開始した。

 同実証実験では、オリジナルのAIアバター駅係員「こころ」が搭載された案内用タブレットを改札付近に設置。顧客の質問に対してAIが判断して自動回答を行うとともに、AIで回答が難しい場合は遠隔操作でオペレーターに接続する。これにより、顧客ニーズのデータ収集・分析や、駅業務の窓口対応およびAI対応における傾向と特徴を分析・把握する。

AIアバター駅係員「こころ」設置イメージ
AIアバター駅係員「こころ」設置イメージ

 実施場所は京王新線新宿駅 新都心口と聖蹟桜ヶ丘駅 東口、期間は2025年1月17日から3月31日までとなる。顧客を検知した際に有人オペレーターによる能動的な利用サポートができる他、インバウンド対応においても約100言語のリアルタイム翻訳機能を使いタイムラグなくスムーズに案内できる。

案内フローのイメージ
案内フローのイメージ

 同実証実験により、駅の特性や顧客ニーズに合わせた適切な情報提供と駅係員の案内業務サポートを推進。加えて、時間や場所にとらわれない多様な働き方の検討や、ターミナル駅である主要エリアとベッドタウンといった異なる特徴を持つ2駅で実証実験を行うことで、顧客ニーズの定性・定量データの把握と多様な顧客の声に応えられる駅の運営体制を目指す。

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2025/01/21 07:00 https://markezine.jp/article/detail/25222

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