Criteoは、日本国内のファッション業界の売上トレンドに関する「2016年版ファッションフラッシュレポート」を発表した。同レポートは、ファッション業界のオンラインショッピングにおけるユーザーの来訪時期や利用デバイス、購入ファネルごとのユーザー行動など関する知見を提供するものになっている。
日本のモバイル売上比率は62%に
日本のモバイル売上比率は世界で最も高く、62%にのぼっていることがわかった。また、ファッション業界のモバイル売上比率が50%を超える国は、日本、韓国(57%)、イギリス(55%)の3カ国のみだった。
オンラインで一番売上が上がるのは12月
日本のファッション業界のオンライン店舗に訪れるユーザーが一番多い月を調べたところ、12月が最も多く、年間平均と比較して15%高いことが明らかになった。さらに、12月は年間を通して最も売上が上がる時期で、年間平均よりも13%売上が増加する。
アメリカよりモバイル経由の売上が多い日本
日本とアメリカのモバイル経由売上を比較したところ、アメリカでは約6割がデスクトップ経由なのに対し、日本では6割以上がモバイル経由であることがわかった。
くわえて、日本のユーザーがスマートフォンで買い物カゴに商品を入れ、購入に至る確率は米国と比較して1.8倍で、WEBサイトの訪問者数に対する、そのサイトでの商品購入者の割合(CVR)も同様に1.8倍高い。
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