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キーワードを軸にしたサイト+広告の合わせ技!弁理士 金原さんに学ぶ、士業のためのスポンサードサーチ活用術


弁護士や会計士などいわゆる「士」業の世界でも、集客におけるネット活用は常識となりつつある。しかし、信頼性や専門性が重視される職域だけに、単に目立てば良いというものでもなく、また、限られた予算で効果的に出稿するコツも必要だ。そんな中、効果的なネット集客術が業界でも評判となっている弁理士の金原正道さんに、オーバーチュア「スポンサードサーチ」の活用ノウハウを聞くことができた。

※2013年1月29日よりYahoo!リスティング広告はYahoo!プロモーション広告に名称変更しました。

キーワード「商標登録」を軸にした集客戦略で成功

 弁理士とは、弁理士法に定められた国家資格に合格した、知的財産に関するエキスパート。特許や実用新案、意匠、商標などの特許庁への出願手続代理、知的財産の不正競争に関する調査、訴訟など、業務は多岐にわたる。今回お話を伺った金原正道さん(写真)の事務所「金原商標登録事務所」では、ブランドや商品、ロゴマークなどの商標や、デザイン、キャラクターなどの意匠などの登録申請業務を主に扱っている。

 かつては広告代理店に勤めていた金原さんだが、ノベルティグッズの企画・制作に携わったことがきっかけで知的財産を扱う弁理士の仕事に興味を持ったという。また、インターネットへの興味もかなり以前から強かった。

 「当時はそうしたネットの知識が、ここまで自分の仕事に役に立ってくれるとは思いませんでしたけどね」とはにかむ金原さん。

 金原さんが自ら作成・運営する「商標登録ドットコム」は、次のようなサイト。このサイトに対して、オーバーチュアのスポンサードサーチをはじめとする検索連動型広告を用いた集客を行い、順調な成果を上げている。

「商標登録ドットコム」では依頼の流れなど、
実務・手続きの説明の説明を主なコンテンツとしている

 商標登録についての基本的な説明や、Q&A、無料相談室などのコンテンツはかなり充実している。検索だけをみても上位に表示されることが多く、時期によって変化はあるが月間の訪問者数も1万人を超えるという。専門性の高い業種のウェブサイトとしては、かなりの好成績といえるだろう。

SEOを意識し、複数のサイトを立ち上げる

 実は金原さんは「商標登録ドットコム」の他にも、事務所の公式サイトと「商標登録.jp」という2つのサイトを運営している。

 「商標登録に特化したサービスを運営するにあたって、検索エンジンからの集客力を高めたいと考えた結果、今では3つのサイトを運営しています。1999年に事務所のホームページ『金原商標登録事務所』を、その後2004年にキーワードそのものを看板にした『商標登録ドットコム』を、さらに、競合も増えてきた2006年は『商標登録.jp』も開設しました。類似のサイトもいくつかあるのですが、他よりも情報量は充実してますし、また、比較的長い歴史があるためか『商標登録』で検索した場合の順位は良好といえます。ブログをベースにサイトを構築しているメリットも大きいのかもしれません」(金原氏、以下同)

 試しにヤフーで「商標登録」と検索してみると、「商標登録ドットコム」が7位に、「商標登録.jp」が8位に表示されている(2007/12/25現在)。また「金原商標登録事務所」も11位に表示されている(同)。競合のサイトも数多く存在する中、事業主が独力で運営するサイトがこのようなポジションを維持しているのはめずらしい。

 検索でこれほどしっかりと上位にサイトを表示させている金原さんだが、検索連動型広告への出稿も同時に行っている。スポンサードサーチへの出稿にはどんな理由があるのだろうか?「広告費を払わずとも、これで十分では?」とも思えるのだが……。

次のページ
SEOと検索連動型広告、それぞれの役割は?

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/09/16 07:51 https://markezine.jp/article/detail/2542

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