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Yahoo!プロモーション広告をマンガで理解!

キーワードを軸にしたサイト+広告の合わせ技!弁理士 金原さんに学ぶ、士業のためのスポンサードサーチ活用術


SEOと検索連動型広告、それぞれの役割は?

 SEOでも十分に成果を上げている金原さん。これに加えて検索連動型広告に出稿する理由は何だろうか?

 「同業他社のサイトも近年ますます増えてきていますし、また、検索エンジンのアルゴリズム変更に伴って順位が大きく変動するリスクもあります。やはり、検索結果での順位は、自分の意図だけではどうにもならない部分が大きいので、広告との組み合わせで、その都度露出をマネジメントできることが大切なんですよ。また、通常の検索結果で上位表示されている場合も、そのすぐ上や右側の広告のエリアに同じサイト名が表示されることで、事務所選びに迷っているお客さまに安心感をもっていただけると感じています。お客さんの多くは、広告と通常の検索結果を区別せずにリンクをクリックし、いろいろなサイトを何度も見てから申込みや問合せをしてくるので、検索結果の目立ちやすい場所にいくつもの入り口を用意できれば、それだけ有利になれると思いますよ」

 週に3~4回は主要な検索サイトをチェックし、問題があればすぐに対応するなど、こまめなメンテナンスを行う金原さんでも、検索エンジンの突然の仕様変更には振り回されることも多いのだという。

SEOだけではリスク大。広告を併用したバランス良い集客が有効

 「かつて、2005年にYahoo!の検索エンジンがYST(ヤフーサーチテクノロジー)に変わったときは、ぐんと順位が上がっていきなり1位になったことがあるんですよ。その時は『ラッキー』と思いましたが、上がるということは下がるということもあるわけで、ガクンと順位が落ちるときもあるんです。時には、検索結果に全くと言っていいほど表示されなくなったこともあって、さすがにこれには参りました」

 検索結果での表示具合はダイレクトにウェブサイトのアクセス数に影響し、それは問い合わせや申込みの数に直結する。集客の窓口をほぼネットに絞っている金原さんにはシビアな問題だ。

 「その時は、正直、焦りましたね。しかし、なんとかそれも乗り切れたのは、スポンサードサーチを併用していたからなんです。通常の検索結果に表示されなくても、広告はしっかり出せたので、お客さまはそこから来てくれた。その時は少し予算を多めに割いて、広告の中で上位に表示されるように工夫しました。そのおかげもあって、落ち込みも最小限でくい止められたんです。そこからもスポンサードサーチの効果を実感しましたね」

 それ以降は、検索結果での順位や競合の状況を見つつ、主にウェブサイトの改善によって行うSEOと、予算を柔軟に調整しながら行う検索連動型広告とをバランスよく舵取りしているという。

「金原商標登録事務所」は事務所の概要を説明するウェブサイト

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同じ1クリックでも、質はマチマチ。見極めが肝心

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/09/16 07:51 https://markezine.jp/article/detail/2542

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