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LINE Ads Platformは運用型広告の主流となれるか

他のSNS広告と異なるLINE Ads Platformの魅力、セプテーニが明らかに


他のSNS広告にはない、LINEの特性とは

 広告代理店として、様々なスマートフォン向けメディアの広告運用も行っているセプテーニだが、LINE Ads Platformと他のSNS広告の違いについてはどう考えているのか。

 清水氏は一番大きく違う点として、「面が画一的ではない」点を挙げた。多くのSNSやアプリではタイムライン上や記事などのコンテンツ内に配信するインフィード型の広告フォーマットを採用している。

 その一方でLINEは、タイムライン上の広告はもちろん、LINE NEWSやM.T.Burnの提供するネイティブ広告プラットフォ―ムなどへの配信もできる。清水氏はこれに対し「面の拡張性の高さは、大きな差別化ポイント」とした。

 さらに、「他のSNSと違い、今後配信面を効率的に拡大できる可能性が高い点もLINEならではの魅力」と清水氏は語る。なぜならLINEでは、LINE NEWS以外にも、LINE GAMEやLINE LIVEなど、単体で影響力のあるサービスを運営しているからだ。

 「今後これらのサービスへ広告配信も可能になってくると、更なる差別化が図れるのではないでしょうか」(清水氏)

運用体制、初動から強化

 では、セプテーニではLINE Ads Platformをどのような体制で運用しているのだろうか。清水氏によれば、同プラットフォーム専用のチームを組んでおり、人数も初動としては多いチーム編成になっているという。それだけ、同社にとって期待度の高いソリューションであることが伺える。

 また、同社では組織体制のみならず、ツールを自社開発し運用の最適化にも取り組んでいる。例えば、同社はCPMをベースにして運用を行っているのだが、運用している全案件のデータを蓄積し、CPMの適切な相場を割り出している。

 またクリエイティブの劣化に素早く対応できるようにするため、CTRが下がってきたらアラートが飛ぶ仕組みも用意している。

LINE限定の訴求で、商品を短時間で販売

 実際にセプテーニが運用しているクライアント事例を紹介する。単品通販を行う企業がLINE限定の商品を用意し、LINE Ads Platformを活用。クリエイティブを展開した時には、商品が短時間で完売してしまったという。

 清水氏は、このような「『LINE独自』であることを訴求したキャンペーンが、大きく効果を発揮する」と語った。

 「先述の事例のように、LINE専用の商品を用意し、そこでコミュニケーションを取るだけで爆発的なレスポンスが来るのは魅力的ですね。似た取り組みを他のクライアントでも試験的にやっていますが、LINEならではという訴求をとるだけで、広告価値が大幅に向上するのは驚きでしたね」(清水氏)

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LINE Ads Platform運用に必要な2つの視点

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/12/13 17:01 https://markezine.jp/article/detail/25466

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