SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

LINE Ads Platformは運用型広告の主流となれるか

他のSNS広告と異なるLINE Ads Platformの魅力、セプテーニが明らかに


LINE Ads Platform運用に必要な2つの視点

 では、セプテーニではLINE Ads Platformを運用する際にどういった点に気を配っているのだろうか。清水氏に聞いたところ、「CPMのコントロール」「クリエイティブの最適化」が特に重要だという。

 「CPMのコントロール」に関しては、CPCとCTRをかけ合わせ、高いCPMで出稿することで、実際の配信ボリュームも大きくなっていく。清水氏は「CPMをベースに運用設計していくところは他のプラットホームと比較しても、より意識的に行っています」と語った。

 「クリエイティブの最適化」に関しても、インフィード型の広告面は視認性が高く、クリエイティブが劣化しやすい。そのため、先述した同社の運用チームも、クリエイティブ制作部隊の人数の方が運用を行うメンバーより多いという。そして、クリエイティブが劣化するタイミングにアラートは出すことはもちろん、ロードマップを作り、案件ごとにクリエイティブを投入する周期を決めている。

日本発の運用型広告をグローバルに

 最後に、今後の展望を清水氏に聞いたところ、「クライアントが持つデータと紐付け運用できる状態を実現し、さらに広告価値を高めたい」と語った。

 具体的には、今後LINEが提供する企業向けAPI「LINE ビジネスコネクト」との連携で、LINE Ads Platform上でも配信を可能にしていく構想を立てている。

 さらに、セプテーニでは、国内のみならずグローバルでの展開も視野に入れているという。同社では海外顧客との取引も増加しており、LINE Ads Platformのグローバル展開が進めば、海外企業にも提案する狙いだ。

 台湾、タイ、インドネシアでは、LINEのシェア拡大が進んでおり、「タイ、インドネシアは中長期でみれば経済的にも成長する」と清水氏は予測し、海外展開に意欲を見せた。

 「現在日本発の広告ビジネスで、輸出が成功したモデルはほぼないに等しい。海外企業が日本にプロモーションしたいという場合はもちろん、日本企業のグローバル進出をLINE Ads Platformと弊社の持つ運用のノウハウで支援していけば、面白いことができるのではと考えています」(清水氏)

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
LINE Ads Platformは運用型広告の主流となれるか連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/12/13 17:01 https://markezine.jp/article/detail/25466

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング