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顧客を個客に~最適な顧客体験を描くために必要な「コンテクストマーケティング」とは

月次平均成長率75%、月次平均購入リピート率140%を達成

 Nutriciaの場合、月日の経過で顧客である母親のステージが自然と変わっていく。それらにも最初の訪問時より、顧客情報を登録していない匿名の段階から追跡するようにしている。

 「匿名の状態でも、のステージを一度選んでおけば、次回のサイト訪問時からリアルタイムで識別できるようになっています。もちろん、その後顧客情報が登録されれば、匿名時分の情報とデータ同士でつなぎ込まれます」(堀内氏)

 また、データの統合や社内の事業間を横断して管理できていることを土台に、そのノウハウをオムニチャネル展開にも応用している。たとえば、Nutriciaは自動販売機も用意しており、オフライン時のデータも追跡、統合を可能にした。つまり、母親の購買履歴データが管理されているので、母親のIDを使って自販機にログインすれば、普段何を購入しているかがわからない父親でも、簡単に購入できる。

 「Nutriciaの成果が顕著で、サイトコア導入前後で比べると、月次平均成長率が75%、月次平均購入リピート率が140%の増加を記録しています」(堀内氏)

提供したいのは、個客に最適化したプラットフォーム

 サイトコアのプラットフォームは、ただのCMSではなく、DMPツールに近いと先で触れた。ただし、一線を画しているのは「コンテクストマーケティング」という、文脈を意識しながら、一人ひとりのユーザー、顧客を個客と見てコンテンツを配信しているからだ。単なる効率性、自動化を優先していない。

 「いわゆる狭義のCMSに絞った機能でも、たとえば、ユーザーの視聴環境にあわせて、デバイスごとに最適なコンテンツを自動提供する、多言語に自動翻訳するといった機能もあります。細かなニュアンスチェックに専念するだけで、簡単にグローバル対応のサイトが完成します。同じクリエイティブで素早く各国向けにサイトが用意できると、グローバル展開をしている企業を中心に高い評価を得ています」(安部氏)

 一元管理による恩恵にあやかりたいという企業の中には、すでに導入しているプラットフォームやシステムとの併用を希望するところも少なくない。

 「サイトコアは、システム全体をすべて変えるような使い方ではなく、必要としたい機能にあわせて導入する使い方にも対応します。消費者主導のマーケティングが強く求められる時代だからこそ、私たちはコンテクストに重きを置いたプラットフォームの強みを発揮したいのです」(堀内氏)

 「一人ひとりのユーザーに寄り添うという考え方のもとで、日頃使っているツールで実践してほしい。サイトコアがそのツールの選択肢となり、みなさんのビジネス活動のサポーターになれればと考えています」(安部氏)

 的確にコンテクストに基づければ、新規顧客の獲得と、既存顧客のロイヤルカスタマー化の両方にリーチできる。デジタルにとらわれず、広くマーケティングプランを立てやすくするのが、サイトコアのプラットフォームだといえそうだ。

コンテクストマーケティングのポイントや活用事例の
資料ダウンロード

 今回記事にてサイトコアが解説した、「コンテクストマーケティング」に関する資料を現在配布しています。コンテクストマーケティングの基本的な考え方から活用法などを、米ミズノやロレアルといった企業事例を交え紹介します。詳細はこちらから

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この記事の著者

遠藤 義浩(エンドウ ヨシヒロ)

 フリーランスの編集者/ライター。奈良県生まれ、東京都在住。雑誌『Web Designing』(マイナビ出版)の常駐編集者などを経てフリーに。Web、デジタルマーケティング分野の媒体での編集/執筆、オウンドメディアのコンテンツ制作などに携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/11/11 08:00 https://markezine.jp/article/detail/25485

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