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自分のアイデアに一目惚れしてはいけない――ビジネスモデルを論理的にデザインするための『道具箱』紹介

 新規事業や新プロジェクトを立ち上げる際、ビジネスモデルをデザインすることが重要視されるようになりました。翔泳社ではマーケターにも役立つ『ビジネスモデルデザインの道具箱』を刊行。自分が思いついたナイスなアイデアに固執せず、顧客が解決したい課題を見据えてビジネスをしたい方におすすめです。

ビジネスモデルデザインの道具箱 14のフレームワークでイノベーションを生む』は、顧客(カスタマー)ジャーニーマップやビジネスモデルキャンバス、価値提案キャンバスといった、ビジネスモデルをデザインする際に有効な手法をまとめた1冊です。

 どのターゲットにどのような価値を提供しビジネスを成立させるのかを検証する「ビジネスモデルのデザイン」は、商品やサービスを開発・制作する前に不可欠な工程です。誰のどんな課題を解決するのかも判然としないサービスをいきなり作っても、うまくいくはずがありません。

 道具箱の中には、例えば顧客の課題と行動に沿ったプロダクトやサービスの要件を整理する「ユーザーストーリーマップ」があります。ユーザーストーリーとは、売り出したいサービスについて、利用者としての顧客の視点から検証・記述したものです。サービスの要件が具体的になるため、チーム全員で意思共有することができるようになります。

 本書ではこれ以外にもすぐに活用できる手法を紹介しています。また、「もし、プロ野球球団の運営を任されたら?」や「もし、トイレットペーパーのサブスクリプションサービスを始めるとしたら?」といった演習もありますので、どういった状況でどの手法が有効か、実践的に理解できるでしょう。

 顧客とコミュニケーションを図ることがもっとも重要な仕事であるマーケティング担当者にとっては、施策をデザインすることにも有効です。ぜひ本書を参考にしてみてください。

※本書はプリントオンデマンド(POD)と電書での販売。

目次

1. 基礎編

1.1. ビジネスをデザインする時代の到来(イントロダクション)
1.2. 顧客価値を創造し、金銭を獲得する仕組みを描く(ビジネスモデルキャンバス)
1.3. 顧客の真のニーズを知り、自社だけの市場を創る(顧客ジョブマップ)
1.4. 顧客が本当に欲しいと思う価値提案をデザインする(価値提案キャンバス)
1.5. 巨大なポテンシャルを秘めたIoT のアイディアを描くIoT キャンバス)
1.6. 顧客とサービスの交流を結び付けるプロセスを描く(顧客ジャーニーマップ)
1.7. 顧客サービスを構成する内部プロセスをデザインする(サービスブループリント)
1.8. 多様な利害関係者との間で交換される価値を描く(価値交換マップ)
1.9. ビジネスモデルの収支の仮説を検証/シミュレーションする(リバース財務ツリー)
1.10. 競合のいない未開拓の市場を見つけ出す(戦略キャンバス)
1.11. ビジネスモデルに影響を与える外部/内部要因を評価する(事業環境マップ)
1.12. 不確実かつ重要な外部要因を見極め、将来に備える(シナリオマトリクス)
1.13. ビジネスモデルに関するアイディアと仮説をテスト/検証する(進捗ボード)
1.14. 顧客のジョブと行動に沿ったプロダクトやサービスの要件を整理する(ユーザーストーリーマップ)
1.15. アジャイル開発のプロジェクトを管理する(スクラムボード)

【2. 演習編】

2.1. もし、プロ野球球団の運営を任されたら?(ビジネスモデルの理解とイノベーションの基点を見つける)
2.2. もし、近未来のキッチンのプロデュースを頼まれたら?(テクノロジーを新しい顧客価値に活かす)
2.3. もし、トイレットペーパーのサブスクリプションサービスを始めるとしたら?(財務上の仮説を立てる)
2.4. もし、健康をテーマとしたクックパッドのようなサイトを思いついたら?(多様な収益モデルを模索する)

ビジネスモデルデザインの道具箱

Amazon その他

ビジネスモデルデザインの道具箱
14のフレームワークでイノベーションを生む

著者:白井和康
発売日:2016年12月15日(木)
価格:1,944円(税込)

本書について

革新的なビジネスモデルをデザインする際に役立つツールについて解説。「ビジネスモデルデザイナー」のために、実践的な手法について紹介しました。

※プリントオンデマンド(POD)と電書で販売中。

 

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この記事の著者

渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)

 翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/01/27 10:45 https://markezine.jp/article/detail/25741

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