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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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マーケジン読書会

サクサク読めて勉強になる!年末に読みたいおすすめマーケティング書籍3選

マーケターに求められる、根本的な考え方がわかる1冊

 続いて、2冊目にご紹介するのは『問題解決ドリル』です。著者は、現在共創プラットフォーム「Blabo!」を運営する坂田直樹氏。ユニリーバ・ジャパンのマーケティング部門でブランド戦略立案などに携わった経験もあり、マーケターとしても活躍しています。

本2
『問題解決ドリル―――世界一シンプルな思考トレーニング』
著者:坂田直樹 1,400円+税 ダイヤモンド社

 本書では、同氏が提唱する「重なり思考」で「ズレをなくし、問題を解決する」方法を30のケーススタディとともに紹介。重なり思考とは、企業の強み・思いと生活者の本音を重ねていくと、対応すべき答えが出てくるという考え方です。

 企業がマーケティングを進めていく中、企業都合で広告宣伝のメッセージを作り、キャンペーンを行うというケースはいまだに散見されますが、これでは生活者に届かず課題解決に至りません。これに対し、30のケーススタディを見ていくと、課題解決の根本には重なり思考が働いていて、施策にも一切のズレやムダのないことがわかります。

 マーケティングのデジタル化が進み、昨今ではマーケティングオートメーションや機械学習などに関する様々なソリューションが登場していますが、全てこの重なりの答えを解決する手段にしか過ぎません。

 本書の考え方は、マーケティング論としてはもちろん、ビジネスにおける全ての場面で活用できます。さらに、ケーススタディも1問1答形式でわかりやすい上に、具体的に紹介されているので、「年末年始は忙しい、でも本を1冊ぐらいは読んでおきたい」という方にぜひ読んでほしい一冊となっています。

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年末年始のセール前に読みたい1冊とは

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/12/28 10:00 https://markezine.jp/article/detail/25845

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