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【広告効果測定基礎】日本で解明された効果


「インターネット・バナー広告の認知効果共同調査」

 また、サイバー・コミュニケーションズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、ダブルクリックは、ビデオリサーチネットコム(現在のビデオリサーチインタラクティブ)とともに、2001年6月から7月にかけて「インターネット・バナー広告の認知効果共同調査」を実施した。バナーのインプレッション数と広告認知率の相関を分析したところ、500万インプレッションで15.1%、2,000万インプレッションでは22.1%となった。属性別に比較すると男性の20才から34才は認知効率が高く、500万インプレッションで17.8%、2,000万インプレッションで26.2%となった。バナーの興味関心度と好意度は、バナー認知者のほうがそれ以外よりも高かった。

 一方、インターネット広告推進協議会は2002年11月から翌年2月にかけて、8つのインターネット広告キャンペーンについて効果測定を実施した。回答者それぞれのバナー広告のフリークエンシーをクッキーによって把握したところ、フリークエンシーが増加するのにしたがって広告認知率が上昇することが立証された。バナー広告がブランディングや態度変容に寄与することが確認されるとともに、フローティング広告のブランディング効果がバナー広告をしのぐことも明らかになった。

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リッチメディア広告の効果測定

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この記事の著者

太駄 健司(オオタ ケンジ)

インターネット広告について研究しており、「インターネット広告のひみつ」でその内容を公開している。大手総合広告会社に勤務。マーケティングセクション、インターネットメディアセクション(メディアレップへ出向)を経て、現在は複数メディアを組み合わせたクロスメディアコミュニケーションのプランニングを担当している。

著書
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/02/21 11:28 https://markezine.jp/article/detail/2629

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