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統括編集長インタビュー

「あなた好みのショッピング体験を現実に」AI内蔵コマースクラウドでできること


  米セールスフォース・ドットコムは米国時間5月16日から18日にかけて、リテールのマーケター向けイベント「Salesforce XChange」をラスベガスで開催中だ。会場内でSalesforce Commerce Cloud プロダクトマーケティング バイスプレジデントのゴードン・エヴァンス氏へインタビューを実施。Salesforce Commerce Cloudで実現できることや新機能「プレディクティブソート」について聞いた。

イヤー・オブ・アインシュタイン AI活用が現実に

── 2016年6月にデマンドウェアを買収しSalesforce Commerce Cloud(以下、コマースクラウド)が立ち上がってからもうすぐ1年。今回の「Salesforce XChange」には約1,800名のブランド企業のEC担当者が来場していると聞いています。キーノートではセールスフォース・ドットコムが提供する人工知能(以下、AI)Salesforce Einstein(以下、アインシュタイン)が各クラウドサービスに組み込まれていくと強調されていたのが印象的でした。

米セールスフォース・ドットコム Salesforce Commerce Cloud プロダクトマーケティング バイスプレジデントのゴードン・エヴァンス氏
米セールスフォース・ドットコム Salesforce Commerce Cloud
プロダクトマーケティング バイスプレジデント ゴードン・エヴァンス氏

 弊社は今年をイヤー・オブ・アインシュタインと位置づけています。アインシュタインがコマースクラウドだけではなくマーケティングクラウドやサービスクラウドなど各サービスに組み込まれていくことで、誰でも簡単にAIを活用することができるようになります。

── コマースクラウドではどのようなことができるようになるのでしょうか。

 パーソナライズされたショッピング体験、つまり「あなた好みのショッピング体験」が実現できると同時に、リテールマーケターの業務の自動化も支援します。コマースクラウドには大きくわけてECを支援する機能とストアでの販売を支援する機能があるのですが、デジタルとストアそれぞれの在庫情報を共有し、AIがそれらの間をつなぐことでシームレスなショッピング体験も提供できるようになります。

 シームレスな体験とは購買時のことだけを指しているのではありません。セールスフォース・ドットコムの一員になったことで、全体的な視点からカスタマージャーニーが描けるようになったことがポイントです。

 マーケティングクラウドをはじめ、様々な顧客接点に対応する各クラウドサービスと連携することで、一部のカスタマージャーニーだけではなく購買前、後も含めた全体的な意味でのカスタマージャーニーの設計が可能となります。

── 直近のコマースクラウドのビジネス状況はいかがですか。

 好調に推移しています。2016年のコマースクラウドのオンラインでの取引総額は16ビリオンドル(1ドル100円換算で1兆6千億円)となりました。世界50カ国以上で利用されショッピング利用者数は月間で3億5千万人にのぼります。また、ストアのみでの取引総額も8.5ビリオン(1ドル100円換算で8千5百億円)となっているのもユニークな点です。

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この記事の著者

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア編集部門 執行役員 / 統括編集長立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年スタートの『MarkeZine(マーケジン)』立ち上げに参画。2011年4月にMarkeZineの3代目編集長、2019年4月よりメディア部門 メディア編集...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/05/19 06:11 https://markezine.jp/article/detail/26514

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