デロイト トーマツ コンサルティングは、広告宣伝や販売促進などマーケティング施策のROIを可視化し、短期の利益獲得、中長期のブランド育成を実現する「マーケティング&リテーリングROI最適化ソリューション」の提供を本格的に開始した。
同ソリューションは、データアナリティクスとマーケティングオペレーションのナレッジ・経験の組み合わせによって、従来見極めるのが難しかった、テレビCMやマークダウン(値下げ)といった、個別の宣伝・販促施策のROIを可視化。それぞれの施策がもたらす利益を試算することで、利益を最大化する施策への最適な投資配分を導き出す。
また短期的な利益に留まらず、ブランドマネジメント視点で中長期的なブランド育成に向けた投資最適化の仕組みを構築する。
グローバル企業と比較して収益性の劣る日本の消費財企業が、収益性を確保しながら持続的成長を実現するには、原価率の改善や生産性向上と共に、投資額が大きくかつその効果性・効率性がP/Lに多大なインパクトを与える、マーケティング費用や販売促進費用の投資最適化が求められる。
同社は「マーケティング&リテーリングROI最適化ソリューション」を通じて、投資効果・効率の最大化を図り、日本の消費財企業の成長性や収益性の持続的な向上を支援する。
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