Yahoo!アルゴリズム変更により一斉に急落したページにみられる共通点とは
2008年、最初の大きな順位変動は、1月終盤に起こりました。
弊社にて行った、3000URLのランキング変動調査(※記事末の「調査対象キーワード」参照)では、100位内では3割、10位以内では2割のページの入れ替わりを確認。依然その進化を止めないYahoo!検索アルゴリズムの実態把握のため、この度の順位変動を“上位から急落したページ”、と“上位ページ”に分け、比較調査を行いました。
|
|
急落ページとは
今回、「急落ページ」の定義を以下としました。
12月10日の調査時点で20位以内だったページ中、1月25日~30日調査時点で50位以下に下降したページ
さて、12月に20位以内であった調査対象ページ600URL中、急落ページの定義に当てはまるページは、7.5%の45URLでした。
※上位である条件を10位以内に絞ると参照できるページが少なくなってしまうため、上位20位以内に範囲広げました。
上位ページとは
対して、「上位ページ」とは、
弊社指定30キーワードのYahoo!検索結果において、20位以内にランクインしていたページ
です。
急落ページと上位ページを比較
急落ページと上位ページのSEO関連情報を比較。するとその数値に大きな隔たりが見受けられました。おそらくは順位急落に大きく影響したと推測される要素を赤字にて示します。
調査対象 | ページ容量 平均値 |
総単語数 平均値 |
キーワード出現率 平均値 |
<title>内のキーワード 出現回数 平均値 |
ドメイン 取得後 経過年数 平均値 |
インデックス数 平均値 |
被リンク数 平均値 |
サイト内 被リンク数 平均値 |
Yahoo!カテゴリ 登録サイト の割合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
急落ページ (45URL) |
36811KB | 763語 | 4.6% | 1.1回 | 5.8年 | 15565ページ | 118293件 | 8023件 | 36% |
1位~10位 (300URL) |
43901KB | 1152語 | 4.0% | 1.4回 | 6.4年 | 454182ページ | 332394件 | 130891件 | 85% |
11位~20位 (300URL) |
36407KB | 976語 | 4.2% | 1.3回 | 6.5年 | 148359ページ | 100314件 | 50849件 | 79% |
……インデックス数の少ないサイト、Yahoo!カテゴリに登録していないサイトが主に急落している??
時系列の比較で検証(2007年10月〜2008年1月)
多面的にデータを捉えるために、急落ページから一旦離れ、昨年10月から今年1月までの3000URL調査データの推移を見ることにします。
昨年10月から今年1月までの各順位のインデックス数の推移を見ると、乱高下しながらも全体的に若干の増加が見られます。ですが、特別問題視するほど大きくは変動していないようです。
1月下旬のアルゴリズム変更を境に、Yahoo!カテゴリ登録サイトが検索結果に占める割合が全体的に20%近くも、つまり極端に増加している事が分かります。