Sansanは、未来創⽣ファンド、DCM Ventures、Salesforce Venturesの3社から総額約42億円の資⾦調達を行った。同社はこの資金を名刺アプリ「Eight」に投資する。なお、今回の資金調達は2016年1月に次ぐもので、約42億円は同社としては過去最大。これにより同社の調達総額は約84億円となり、そのうち約4割は海外投資家からの出資である。
「Eight」は名刺を起点としたビジネスネットワークサービスだ。同社は「Eight」において、名刺を正確にデータ化する名刺管理機能を提供しており、これまでに約3億枚の名刺がデータとして取り込まれている。
「Eight」は2017年2月のリニューアルを経て、情報交換ができる「フィード」、チャットができる「メッセージ」、経歴やスキルを伝える「プロフィール」といった機能が装備されたビジネスSNSへと進化。さらに同社は、2017年9月に海外版のリリースを予定しており、アジア・インド地域への展開を開始する。
これに呼応して、同社は調達した資⾦を「Eight」の国内およびアジアでのマーケティング活動へ投資。ユーザーを⼀気に拡大させ、「Eight」におけるアジア圏でのビジネスプラットフォーム拡大を目指していく。
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