タイムラインならではの特徴が大きな反応率に
普段LINEを使われている方なら、タイムラインを見て気づくことがあるのではないだろうか。流れてくるものに広告やLINE公式アカウントの情報が多いということに。タイムラインユーザーは、それがわかった上で利用しているケースが少なくない。つまり、広告が表示される枠であることを前提に受け入れているというわけだ。そのため、他のメディアと比較して高い反応率が期待できる。
若年層のユーザーだけではなく、ワンスターが扱っている商材のメインターゲットである40代以上とも相性が良いようだ。その結果として得られる成果についてはどうだろうか。
CPAを70%に抑えながらも売上を4倍に
大手メーカーの健康食品の案件が他の広告代理店からワンスターにリプレイスされてきたケースがあった。ワンスターでは、過去の実績から積み上げてきたレコメンドウィジェット型のネイティブ広告、記事型LP制作のノウハウをLAPにも活用することで、CPAを70%に削減しつつ、売上は400%以上に伸ばすという大きな成果につなげた。
この成功の要因として、LAPの新規層にアプローチできるという強みとは別に、ワンスターの持つクリエイティブ力と豊富なノウハウも大きく関係している。ワンスターでは、制作体制を完全内製化している。商材の特徴や差別化ポイントを徹底的に洗い出し、広告の受け皿となる記事型LPの表現に反映しているのだ。また、業界に特化し積み重ねてきた広告運用のノウハウが転用できる点も大きい。なぜなら、LAPではLINE内での広告配信先を指定することはできないためだ。掲載面を想定したチューニングが広告効果に大きく影響してくる。
「たとえばニュース面では、ネイティブ広告に準ずる攻略法が非常に効果的です。それがわかった上で、クリエイティブを展開するとニュース面での露出機会が増え、より高い効果が望めます。
タイムライン面では、広告と公式アカウントの情報が多いという特色から広告に対して寛容なユーザーが多い。他のメディアだといかにもな広告は嫌がられる傾向がありますが、ここでは逆に受け入れられやすいというわけです。なんの商品なのかはっきりとわかる形で出したほうが良いという特徴があります」(増井氏)
加えて、LAPは誕生からまだ日が浅く、アルゴリズムの変更やメニューの追加が頻繁に行われている。その点でも、他の運用型広告で磨かれた対応力が活かされる。