SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

まさかの主力商品「ワッパー」販売中止がCSR?宿敵マクドナルドを「支援」したバーガーキングの狙い

主力製品の販売中止はとてつもない損失につながるのではないかと心配になりますが、それがCSRによるブランディングに貢献するならアリだと判断したアルゼンチンのバーガーキング。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日に更新です。

キャンペーン概要

 時期:2017年
 国名:アルゼンチン
 企業/ブランド:Burger King
 業種:飲食店

CSRでもマックのお株をうばう?

 『バーガーキングがホラー映画に便乗して仕掛けたプロモーション』や、『マクドナルドの“魅力”が一目瞭然な比較看板広告』など、度々熱いPRバトルを繰り広げている、バーガーキングとマクドナルド。

 今回は今までと少し異なり、バーガーキングがマクドナルドに協力するという、異例のキャンペーンのご紹介です。

 アルゼンチンのマクドナルドでは、年に一度、国内全ての店舗におけるビッグマックの売り上げを、がんと闘う子供たちを支援するチャリティー団体へ寄付する慈善活動『McHappy』を行っています。

 今年は11月10日に『McHappy』が実施されたのですが、この日バーガーキングがとった驚きの行動、それはワッパーを注文した来店客に、マクドナルドへ行くよう促すということ。

 お客さんがワッパーを注文すると、店員は「今日は販売していないんです」と答え、代わりに近くのマクドナルドを案内したのです。

 中にはワッパーがないことに怒って、店長まで呼び出しクレームをぶつける人もいたようですが、ほとんどのお客さんは、企画の主旨を説明すると納得してくれた模様。

 マクドナルドのとある店舗には、バーガーキングのマスコットキャラクターであるキングが訪れ、それに対し従業員とお客さんが拍手をするなど、これまでにない友好モードを演出しています。

 普段はマクドナルドに敵対心むき出しのバーガーキングが、地域・社会貢献という“共通のミッション”のもと行ったCSR施策。看板メニューである“ワッパーを販売しない”というなんとも斬新なキャンペーンは、アルゼンチン国内にある107ヶ所全ての店舗で実施されたという事です。

動画はこちら

先週の紹介キャンペーン

謎解きはFacebookライブの中で!?高視聴率呼んだ人気サスペンスドラマのインタラクティブ番宣

 記事転載元:AdGang

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

著者Twitter著者Facebook●About / PR TIMES Inc ・プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の運営 ・ブログマーケティングサービス「ブログタイムズ」の運営 ・WEBクリッピングサービスの提供●About / Vector Group コアバリューである「モノを広める」スキルを通じて、企業・消費者の皆様をマッチしたサービスを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2017/12/13 08:00 https://markezine.jp/article/detail/27380

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング