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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2017 Autumn

H.I.S.が取り組むコミュニティマーケ施策「タビジョ」 自走化に至るまで1年半の軌跡をたどる


コミュニティ強化策4th 他企業とのコラボで規模を拡大

 最後は2017年の4月から現在までの展開。これまでの規模をより大きくすることを目的とした取り組みだ。

 まず、自社店舗でのイベント「タビジョMeet Up」で、他社とのコラボレーションを始めた。たとえばKIRINの「旅する氷結(R)」という商品とのコラボでは、ハワイをモチーフにした新商品の発売日に、ハワイ好きな女子を集めて実際に商品を試飲しながらハワイについて語り合う場を用意した。

コラボイベントの様子
コラボイベントの様子

 「自社だけでは、扱うコンテンツや規模を拡大させるにしても限界があります。外部企業さんとの接点を見出すことで、コミュニティの皆さんの満足度もより上がります」(丹下氏)

 次にタビジョツアーでは、派生版として“母娘ツアー”も展開。これはアンケートで「母親と一緒に旅行してみたい」という声が多く、実現させた企画だ。さらに“タビジョはじめてツアー”も発売。コミュニティの中で多数のフォロワーを抱えているメンバーは、頻繁に一般ユーザーから質問やリクエストを受けており、そういった声にこたえるために、先輩タビジョのおすすめツアーとして企画された。

YouTube、Pinterestの活用でさらなる強化を

 最後に丹下氏は今後の展望として、これまで静止画とテキストで行っていた旅のレポートを動画に広げたいと述べた。具体的には、YouTubeでタビジョチャンネルを開設し、旅する女子たちの動きを把握していくという。また、Pinterestでも公式アカウントを立ち上げる予定だ。

 「SNSが過去の思い出をシェアするのと違って、Pinterestは未来のためのアイデアを集めるという特徴があります。そこで、タビジョが旅行する前にどんな計画やアイデアを考えているかを可視化できれば、他の旅行者の参考にもなり、いろんな人に喜んで活用してもらえるのではと考えています」(丹下氏)

 丹下氏は、自社商品や外部企業とのコラボレーションをさらに強化させていきたいと今後の目標を述べ、セッションを締めくくった。

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/01/12 16:24 https://markezine.jp/article/detail/27399

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