マーケティングクラウドはAdobe Systems、Salesforce.com、Oracle、IBM、Marketoなど大手、ベンチャーが入り乱れる激戦区だ。そんな中、コマースから拡大したSAP Hybrisは、後発ならではの新機能を差別化とする狙いだ。SAP Hybrisでシニアバイスプレジデントとして戦略ソリューションマネジメントを統括するMarcus Ruebsam氏にSAP Hybrisのマーケティング分野の戦略について聞いた。
急成長するマーケティングクラウド市場
購入からソーシャル活動まで消費者の行動がデジタルに移っており、デジタルマーケティングの重要性が高まっている。キャンペーンマネジメント、アクセス解析などマーケティング機能をクラウドで提供するマーケティングクラウドは、成長著しい分野だ。国内でも、マーケティングクラウド市場は右肩上がりで伸びており、2015年も前年比83.3%増で成長する(ITR調査)など、受け入れが進んでいる。
この市場を狙って、クリエイティブに強いAdobe Systems、CRMや営業支援とフロントオフィス全体のクラウドソリューションを持つSalesforce.com、コグニティブのWatsonを持つIBM、業務アプリケーションに強いOracle、それに専業ベンチャーのMarketoなどがソリューションを提供しており、SAP Hybrisは2015年にマーケティングクラウドに進出した。
後発となるが、その強みと課題、そしてマーケティング分野の戦略はどのようなものなのか? SAP Hybrisでシニアバイスプレジデントとして戦略&ソリューションマネジメントを統括するMarcus Ruebsam氏に聞いた。
顧客は文脈の中でチャネルレスな体験を求めている
―ーSAP Hybrisの強みは何か?
Ruebsam氏:顧客はサイロ化された体験ではなく、顧客データとともに文脈の中でチャネルレスな体験を求めている。そこがHybrisの強みだ。だから、電子メールだけでマーケティングをしたいという顧客はSAP Hybrisを選ばないかもしれない。
SAP HybrisはMarketing Cloudをデジタルトランスフォーメーションの一部として考えている。顧客を中心に据えたデータのコンバージェンシーとマーケティングを同時に実現し、成功を支援する。これまでとは違う形で顧客とエンゲージしたい顧客は我々の製品を選ぶだろう。
SAPおよびSAP Hybrisは日本でも強いプレゼンスがあり、Marketing Cloudでの我々のメッセージは日本でも伝わると思う。日本の顧客の多くが国際的に展開しており、文脈のあるブランド体験を提供しようとしており、SAP Hybrisはこれを支援できる。
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