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「SAP Hybris LIVE:Global Summit 2017」

SAP Hybrisが語る、後発ならではのMarketing Cloudの強みと課題とは?


オンラインとオフラインのデータを組み合わせた、次世代のマーケティングを実現

―ーSAP HybrisのMarketing Cloudの受け入れは?

Ruebsam氏:まだ我々の製品ファミリーの中では新しい製品だが、直近の四半期を始め、順調に受け入れが進んでいる。

 機能や特徴は大切だが、既存のプレーヤーを我々のソリューションに置き換える必要もある。市場の参入が遅い場合、しっかりとしたフォーカスの下で正しく動く必要がある。それを考えながら投資している。

 だが、我々はMarketing Cloudだけにフォーカスしているのではなく、すべての製品で計画があり、実行に移している。

―ー機能面でのフォーカスは?どの分野に投資をしているのか?

Ruebsam氏:キャッチアップしなければならない部分もあるが、既に市場にある製品と同じものを構築しようとは思っていない。たとえば、オンラインとオフラインのデータを組み合わせるというのは次世代のマーケティングとなり、ここはSAP Hybrisの差別化になるだろう。

 我々は既にデータ関連で豊富な機能を持ち、KPI主導のマーケティングができる。さらに買収計画を明らかにしたGigyaは顧客ID管理技術を持ち、Gigyaとの連携によりさらなるバリューを提供できる。

 顧客データ、製品データを単一のビューで閲覧できる点にもフォーカスしている。単一のプラットフォームですべてのデータを閲覧できるというのはデジタルトランスフォーメーションにとって重要だ。

―ー電子メールマーケティング機能では遅れを指摘する声もある。

Ruebsam氏:最高の電子メールソリューションを構築することにフォーカスしているが、ここだけがフォーカスではない。我々が見ているのは、顧客が望むものは何かであり、他社と同等の機能を提供することではない。

 その文脈で、顧客が望むレベルの電子メールマーケティング機能を充実させるし、AIなど最新技術も注力を継続している。AIはデータ主導のセグメンテーションと自動化という点で重要視している。

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顧客体験にとって重要なのは”ファーストパーティデータ”

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この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーライター

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MarkeZine(マーケジン)
2018/01/22 11:25 https://markezine.jp/article/detail/27719

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