ネットの世界は悪が強い?
編集部
なんだか、いままでのゲストの方々とはノリが違って今回は面白いです!
赤松
ノリが違うんですか(笑)。そういえば、
第3回のゲストだった、SEOの会社とかおもしろいですよね。
編集部
おもしろかったです(笑)。それにしてもSEOネタってやっぱりMarkeZineの中でも人気が高いのですが、赤松さんも意識されたりしているんですか?
赤松
そうですね。ある程度は意識してます。これは余談なんですが、18禁のサイトとか、SEOとか強いんですよ。競合も多いですし、もうほんとにすごいテクニック使ってますです。メールとかもすごいテクニックですよ。心理の裏をつくというか。あのマーケティング手法はどこもかなわないですね(笑)。
編集部
それは、すごい!
赤松
モバイルなんかもすごいですよ、動画とかでてきてますし。
編集部
サイドフィードさんは、モバイルには進出する可能性はあったりするんですか?
赤松
うーん、私がモバイル音痴なのもありますが、あんまり予定はないですね。もう、経験値が違ってきてると思いますし。
編集部
なるほど。ではPC上でのサービスをこれからも増やしていく方向ということですね。
赤松
そうですね。基本的にはその方向で進めています。ネットの世界は競合が非常に多いので、かならず良いものが勝ち残るわけではなく、悪が勝ち残る場合もあるわけで(笑)。そういう環境だと、事業計画を綿密に書いて…、みたいな形だと、成功している会社ってほとんどないんですね。ガレージの軒先ではじめて…、みたいな会社の方がすごいユーザーを獲得したりしてます。まあ、ちょっと一年経っていったん整理してみて、このままでよいのかどうかとか、見直す部分があるかとか、考えていきたいと思いますね。まあ、チープ革命なのでなんでも安いし(笑)。
編集部
やっぱり、お話を伺っていると経営者のような考え方だと感じます。
赤松
そうですか(笑)。でもコンサルの仕事をやりはじめて以来、開発の仕事とは遠ざかったいたのですが、久々にこの世界にもどってきて、ネットワークもサーバーも、まったく変化してないと感じました。そんなに大きな進化はないんだなと。あとは、Googleができたのは、大きいですね。なんでも、マニュアルで見れるし。けど、まさか自分がコードの世界に戻ってくるとは思っていなかったですね。
編集部
戻ろうと思ったきっかけはなんですか?
赤松
まず、独立したいというのがあって、まずは自分で何でもしなければいけないと思い。まあ、自分でやりたいことを考えた時に、どっかの外注先に任してサービスを作っているのでうまくいっているのは見たことなくて。で、自分でやってみようと。軽いノリですよ。
編集部
なるほど、で、会社ができちゃったわけですね。
Web2.0がお金を生むわけではない
編集部
Web2.0的なサービスも展開されてますよね。
赤松
私、Web2.0という言葉はあまり好きではないんですよ(笑)。あれは単なる概念の問題なので、それがお金を生むわけではない。SEOとかそういうものには、力をいれていますが。
編集部
ある程度、サービスを作ることと、時代に乗ることは切り離して考えていると。
赤松
そうですね。まあ、メディアに取り上げてもらうって言うのも変な言葉ですが、Web2.0とか
Ajaxとかその辺意識して、使ったりしますよ。
編集部
なるほど。それもマーケティングですよね。
赤松
そうですね。その辺はバランスを見つつやってます。いまはブログとか、アフィリエイトとかいろいろ環境がそろってきてるので、ユーザーとしては楽しい時代ですね。いまの高校生とかでも普通に稼げちゃいますもんね。
編集部
ははは。そうですよね、ちょっと頭がよければ稼げますよね。MarkeZineの姉妹サイトの
CodeZineでも、中学生の投稿があったりして、時代は変わっていますよ。
赤松
私も中学生時代に稼いでたんですよ。PC雑誌に投稿したりして。
編集部
えー、そうなんですか。その中学生のころは単なるプログラミング好き?
赤松
いえ、ゲームが好きだったんです。ゲームやるためにコードを覚えたというか、その当時はファミコンとか、気の利いたものなかったので。いまの若い人には負けますけど。