MarkeZine(マーケジン)

記事種別

サイト改善のPDCAが回らない4つの理由と解決策

2018/04/16 09:00

 サイト改善において、PDCAという言葉に聞き飽きた方もいるかもしれません。しかし、いまだに筆者のセミナーや講演などで多くの感想をいただくのがPDCAに関することです。PDCAを回す必要性と回らない理由、そしてその解決策について整理してみましょう。

サイト改善においてPDCAを行うべき理由

 まずはサイト改善におけるPDCAの定義を確認しておきましょう。筆者は次の図のように定義しています。それぞれのステップについて解説します。

PDCAの定義
PDCAの定義

Plan(施策を考える):
目標達成の具体的な改善策をサイトのゴールやKPIに沿う形で考える。改善策の優先順位を整理し、実行する施策を決定・承認する。また施策における改善指標や目標を決める。

Do(施策を実施する):
決定した改善策に対して、作成を行いサイトに反映させて、データを取得する。

Check(施策を評価する):
行った改善策が狙い通りの効果を出したか、数値を元に評価を行う。

Action(原因分析を行う):
数値が改善した・悪化した・変わらなかったという結果について、原因の特定を行い、その理由を出来る限り明確にする。そこで得られた知見を次の打ち手(Plan)につなげる。

 このプロセスに関しては必ずしもPDCAのPからはじめる必要はありません。まずはサイトの現状を把握するという意味での「Check」から入り、課題となっているページや行動を発見する「Action」を整理したうえで、施策を行うというケースもあります。

 なぜ、PDCAという取り組みが大切なのか。それは結果をより確実に出すためです。成果につながるサイトに欠かせないこととはなんでしょうか。それは施策を継続的に実行することです。そのためにPDCAは正確には「PDCAサイクル」と言われています。

 目的をもって施策を行い、成功しようが失敗しようが、次の施策につなげていく必要があります。私自身も10年近くサイトの分析と改善提案を行っていますが、実行していただいた施策が必ず成功するわけではありません。しかし、たとえ失敗したとしても、そこで得られた気づきを元にした「次の改善策」は成功率が一気に高くなります。

 サイト改善の良いところは、たとえ1勝1敗だとしても、1敗の案を採用しないことによって、その負けを(実質)なくすことができるということです。PDCAサイクルは成功を約束するものではなく、施策の数と精度を上げる取り組みです。

わかってはいるけどPDCAが回せない

 サイトのゴールやKPIは設定されている。だけど、なかなかPDCAの活動に取り組めない。その理由は主に4つにわけることができます。

1:プロセスが整備されていないため、どのように取り組めば良いかわからない
2:施策がなかなか承認されない・実行されない
3:振り返りができていない
4:人(リソース・スキル)がそもそも足りない

 これらを解決するためには何をすれば良いのか。それぞれの解決案を考えてみましょう。

※この続きは、会員の方のみお読みいただけます(登録無料)。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • プッシュ通知を受け取る

All contents copyright © 2006-2018 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5