『DMPのしくみとオーディエンスデータの活用 CookieSync・名寄せ・セグメンテーション』は、2013年から半年間にわたってMarkeZineで連載した解説記事を電書としてまとめたDMPの入門書です。今回の電書化に際し、内容は現状に即してアップデート。また、「付録 セグメンテーションについて」が新たに追加されています。
いまやDMPはデジタルマーケティングを実践するうえで真っ先に検討すべきテクノロジーとなりましたが、導入したものの実はうまく活用できていない、売上につながっていないと感じている方もいるかもしれません。
本書では、そんな方のためにDMPの活用方法を一から説明。「データセラー型(パブリック)」と「プライベート型」を区別し、複数のデータベースに登録され異なるIDを持つ同一人物の情報を統合する名寄せや、顧客の属性情報と行動ログであるオーディエンスデータについて丁寧に解説していきます。
自社に蓄積されている顧客データをどのように利用すればいいのか。一人ひとりの顧客とどんなコミュニケーションをすればいいのか。あるいは、そもそもどうやってさまざまな顧客データを統合し、分析すればいいのか。こうした課題を抱えている方にとって、本書が解決の一助となるはずです。
福田さんは「はじめに」でDMPを「目的と方法論が逆転してしまいがちなこの基盤」だと警鐘を鳴らしています。本書を通してまずDMPで何ができるのかを知り、それがなぜ自社にとって必要なのかを検討することから始めてみましょう。
目次
1章 DMPとオーディエンスデータの活用
2章 オーディエンスデータを統合する「CookieSync」と「名寄せ」
3章 「オーディエンスデータ」の基本と「データセラーDMP」の使い方
4章 プライベートDMPの使い方と選択のポイント
付録 セグメンテーションについて