CTRのモバイルデバイスとCVRのPC
それぞれのデバイスの「クリック段階におけるCTR」と「コンバージョン段階におけるCVR」を見てみる。スマートフォンやタブレットというモバイルデバイスはクリック段階でPCより140%高いCTRとなっており、クリック段階で重要な役割を果たしているといえる。一方、PCはコンバージョン段階でのCVRがスマートフォンより125%、タブレットより90%高い。それぞれのデバイスがファネルの中で違う役割を果たしていることがわかる。

マルチデバイスキャンペーンでコンバージョン150%増
デバイスをまたいだカスタマージャーニーにおいて、ターゲットオーディエンスへのリーチを支援するのもAIが得意とすることだ。どのユーザーにどのデバイスが、どの段階で紐付いているかをAIが導き出してくれる。
ユニークユーザーあたりのコンバージョンを単一デバイスのみの場合と、AIを活用したクロスデバイスキャンペーンの結果で比べてみた。Appierの実施したキャンペーンでは、AIが主導したものが150%以上高い成果をあげた。

3台利用の場合は400%増
また、複数デバイスを利用するユーザーは、単一デバイスを利用するユーザーよりもユニークユーザー毎のコンバージョンが圧倒的に高いということがわかった。コンバージョンプロセスにおいて、単一デバイスのみを用いた場合に比べ、2台の場合は120%増、3台の場合は400%増という結果だ。
