マーケティング支援事業を手がけるアクティブコアは、同社が提供するデジタルマーケティング基盤「activecore marketing cloud」に搭載されたマーケティングAIエンジン「ピタゴラス」を、独自開発の新機能として発表した。
アクティブコアが開発したAIエンジン「ピタゴラス」は、セグメント対象抽出から、パーソナライズされたより精緻なレコメンド、そして情報配信時間の最適化までカバーし、アクションの結果を学習してさらに精度を向上させていく。デジタルマーケティングにおける分析からターゲット抽出、レコメンド、配信先とそのタイミングにいたるまで、「ピタゴラス」を用いて自動最適化が可能となる。「ピタゴラス」が常にアクションの結果を繰り返し学習することで、結果を可視化し、より収益につながる施策の実行を実現する。
【AIエンジン「ピタゴラス」のラインアップ】
1:Pythagoras Predict
売上や、購入・成約、失注の予測を行う。購入・CV・休眠しそうな顧客の抽出や広告配信対象、店舗誘導対象の自動抽出が可能。顧客の属性やWeb行動ログ、購入履歴からパターンを導きだすことで、キャンペーンに適したターゲットを洗い出す。
2:Pythagoras Discovery
「activecore marketing cloud」に取り込んだデータから、自動的に行動パターンや見込顧客の発見を行う。最適な学習モデルの発見により、ターゲットに対する最良のアクションを選択することができる。
3:Pythagoras Recommend
ディープラーニングを活用したレコメンドを行う。レコメンドメールにも利用でき、顧客の購買率向上をすべてのチャネルで実現する。
4:Pythagoras Natural Language
自然言語処理により、これまでの閲覧履歴・購入履歴といったレコメンドアルゴリズムでは満足できなかった、商材説明文の単語から、類似の商品をお薦めするなど、よりパーソナライズを進化させたレコメンドが可能となる。
5:Pythagoras Image (開発予定)
画像認識を用いて、テキストに頼らないお薦めの表示や、分析を可能にする。たとえば、アパレル企業などでは、画像からカラーや形状を判断し、一人ひとりに似合う衣服をレコメンドするなど、言葉ではなく画像で分析し表現することが可能となる。
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