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数字から見るInstagramの今/ショッピング機能を先行導入した3社の感想

 Instagramは、ビジネス向けの新しいツールとして「ショッピング機能」の日本国内での提供を開始した。これに合わせて同社が実施したラウンドテーブルでは、Instagramの現状や日本のユーザーに見受けられる特徴などにも言及。さらに、ショッピング機能を先行導入した3社によるトークセッションも行われた。

グローバルから見て、日本のInstagramユーザーにある2つの特徴

 Instagramは、6月5日、ビジネス向けの新しいツールとして「ショッピング機能」の日本提供を開始した。これに合わせ、同社の製品マーケティングディレクターを務めるスーザン・ローズ氏が来日し、ラウンドテーブルを実施。ユーザー動向を示す数値などを提示しながらInstagramの現状と、ショッピング機能の詳細を説明した。

 また後半には、ショッピング機能を先行導入した、株式会社ベイクルーズ、株式会社I-ne、GMOペパボ株式会社の各社から担当者が登壇。Instagramの活用状況や、ショッピング機能を先行導入した感想などが述べられた。本稿では、ラウンドテーブルでのトピックスを共有する。

Instagram 製品マーケティングディレクター スーザン・ローズ氏
Instagram 製品マーケティングディレクター スーザン・ローズ氏

 Instagramでは、MAUがグローバルで8億DAUが5億日本でのMAUが2,000万に到達(2017年9月時点)。米国以外のユーザーが全体の80%を占めていることから、グローバル規模でInstagramのコミュニティが活発化していると話したうえで、スーザン氏は、日本のユーザーのみに見られるという、ある2つの特徴を説明した。

 一つ目の特徴は、日本ユーザーにとってInstagramが日常生活の一部となっていることだ。スーザン氏はこれを裏付けるものとして、日本では、ユーザーの5人に1人が朝起きてすぐにフィードやストーリーズをチェックするというデータを提示。加えて、短いスパンで頻繁にInstagramをチェックするのも、日本ユーザーの特徴であると話した。

 もう一つの特徴は、「ハッシュタグ検索」を多用すること。グローバルのユーザーと日本ユーザーで「ハッシュタグ検索」を利用する回数を比較すると、日本ユーザーのほうがその回数が3倍も多いそうだ。また、日本ではユーザーの20%が、毎日Instagramで検索機能を利用しているという。

Instagramを発見の場として利用するユーザーが多い

 次に、スーザン氏が言及したのは、Instagramのビジネス利用について。まず日本では、ビジネスとしてInstagramを利用しているアカウントのうち、毎日Instagram上で何らかのインタラクションがあるアカウントが3分の1以上ある。ここでいうインタラクションは、電話・道順・メールのメニューのタップ/DMの送受信/ビジネスプロフィールに記載しているWebサイトURLのクリックのことで、いいね/コメントは含まない。

 さらに注目すべきなのは、ビジネスプロフィールを訪れるユーザーのうち、該当のアカウントをフォローしていない人の割合が、3分の2に及ぶということだ。フォローしていないにも関わらず、ビジネスプロフィールに到達するのは、ハッシュタグ検索やインスタグラマーなどを経由して、ビジネスアカウントを発見するユーザーが多いことを表している。

 「ユーザーは、新しく何かを発見するためのプラットフォームとして、Instagramを使っています。中でも、日本のユーザーは、ハッシュタグ検索を多用していることからも、よりアクティブにInstagramで何かを発見したいと考えていることがわかります」(スーザン氏)

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この記事の著者

松崎 美紗子(編集部)(マツザキ ミサコ)

1995年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。新入社員として、日々奮闘中です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/06/07 09:00 https://markezine.jp/article/detail/28573

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