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SNS投稿のリンク先はどれくらい見られているのか

 ここ10年で広く普及し、隆盛したSNS。生活者自らが、世の中に情報発信をすることができるようになった中、企業はかつてのようにマスメディアだけに頼るのではなく、SNSを通じ生活者とのダイレクトなコミュニケーションを取れる時代になった。さらに、企業のSNS活用の仕方も変化しており、テキストによる投稿、画像や動画のみの投稿、またリンク付きの投稿で自社サイトやキャンペーンサイトへ誘導するなど、投稿方法も多様化し、SNSを使ったマーケティング活動もよく目にする。従来のようなマスメディアを通じた情報発信では、生活者は半ば強制的に企業等の情報を見せられることになるが、SNSにおけるリンク付きの情報発信では、「リンク先を見る」という生活者の能動的なアクションが必要となる。このような中で、果たしてどのくらいの人がリンク先まで閲覧しているのだろうか? リンク先を見る・見ないの判断基準はどのような点にあるのだろうか? もしかしたらリンク先を閲覧せずにシェアだけ行うような人もいるかもしれない。

※本記事は、2018年7月25日刊行の定期誌『MarkeZine』31号に掲載したものです。

 今回は、SNS利用者が“リンク付きの投稿”に対して何らかのアクションを行う際、そこにアクセスしてリンク先のサイトを見ているのかどうかについて着目した調査結果をお伝えする。調査対象は、Twitterユーザー521サンプル、Facebookユーザー521サンプルの合計1,042サンプルで、それぞれ週に1回以上の頻度で利用する人に限定した。

「いいね」は共感表明のアシストツール

 まず前提として、TwitterとFacebookのユーザーが、それぞれのSNS上で行ったことがある“アクション”について実態を把握する(図表1)。

図表1 TwitterとFacebookにおけるアクション経験率 ベース:全体/複数回答
図表1 TwitterとFacebookにおけるアクション経験率
ベース:全体/複数回答

 週1回以上ログインをしていても、「閲覧しかしていない」という人の割合はTwitterで20%、Facebookで16%という状況だ。

 一方、「閲覧しかしていない」と回答した以外の人、つまり何かしらのアクションを取っている人の行動にはどのようなものがあるのだろうか。「いいね」を押したことがある人は、Twitterで72%、Facebookで83%にのぼる。他人の投稿に対する「いいね」は、共感表明を気軽に伝えるためのアシストツールになっていると言えそうだ。また、「シェア」に注目すると、Twitterユーザーのシェア(リツイート)経験率は64%であり、Facebookユーザーのシェア経験率32%の2倍ほどだ。このスコアから、Twitterのほうが“今この瞬間に、誰かに情報を伝えたい”といった心理が働いていることがうかがえる。もちろん、TwitterとFacebookでは、利用者数や利用時間などに違いがあるため一概には比較できないが、一人あたりの拡散力という意味では、Twitterのほうが圧倒的に大きいと言える。

▼調査レポート
『SNS投稿のリンク先、確認してる?Twitter・Facebookユーザーに調査!』(HoNote)
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マクロミル(マクロミル)

高品質・スピーディな市場調査を提供する、マーケティングリサーチのリーディングカンパニー。生活者のインサイト把握やデジタルマーケティング施策の広告効果測定など、マーケティング課題解決に向け最適なソリューションを提供。世界21カ国、50の拠点を展開し、唯一無二のグローバル・デジタル・リサーチ・カンパニーを目指す...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/07/25 15:00 https://markezine.jp/article/detail/28887

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