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DeNAのマーケティング組織を徹底解剖

DeNAが明かす、デジタルマーケティングの成功・失敗事例とチャレンジにおける考え方

 多数の人気ゲームアプリを提供し、マーケティング活動に積極的なDeNAの宣伝部にインタビューする本連載。3回目となる今回は、デジタルマーケティングを専門的に担当するデジタルマーケティンググループに、成功事例や失敗事例など、取り組んできたチャレンジについて聞いた。

既存のブラッシュアップのみでは限界

MarkeZine編集部(以下、MZ):ここまで本連載では組織全体の設計、マーケティング活動の旗振り役である宣伝プロデューサーが心がけていることなどを聞いてきました(これまでの連載はこちら)。今回はデジタルマーケティンググループに所属する川口さんと坊さんに話をお伺いします。

 最初に御社では、他社では行っていないチャレンジを推奨して取り組んでいると聞いているのですが、その理由を教えてください。

川口:ここ数年、ゲームアプリ業界の競争が激化していて、既存の施策をブラッシュアップするというアプローチだけだと、得られる効果に限界があります。

株式会社ディー・エヌ・エー ゲーム・エンターテインメント事業本部 ゲームサービス事業部

宣伝部 デジタルマーケティンググループ グループマネジャー 川口 隆史氏

 ネット広告を中心としたデジタルマーケティングを担当する同グループ全体のマネジメントを行っている。

 そのため、リスクをとってでも新たなチャレンジをしていくことが重要だと考えています。また、働き手の目線で見ても、これまでのやり方でブラッシュアップするだけでなく、新しいことに取り組んだほうが楽しめる上に、成長実感も高まると思っています。

MZ:想像以上の効果を生み、働いている人のやりがいを作るためにも重要だと。チャレンジをしていくために、どのような環境作りを心がけていますか。

川口:チャレンジを推奨する雰囲気を作っていくことが重要だと思います。既存の手法をブラッシュアップするのに比べ、新たなチャレンジは失敗のリスクが高まります。そのため、チャレンジをするプロセス自体や、失敗したとしてもノウハウが得られたならば評価するということを組織として行っています。

失敗しないチャレンジを行うために

MZ:広告運用のチームにてリーダーを務める坊さんにお伺いします。広告の運用において、どういった施策がチャレンジに値するのでしょうか。

株式会社ディー・エヌ・エー ゲーム・エンターテインメント事業本部 ゲームサービス事業部

宣伝部 デジタルマーケティンググループ 坊 拓磨氏

 広告、データ分析、クリエイティブ制作の3つのチームがあるデジタルマーケティンググループの中で、広告チームのリーダーを務めている。

坊:正直、広告配信やクリエイティブには正解と呼べるパターンが確立されていませんので、様々なチャレンジができると思います。

MZ:では、チャレンジする際に気を付けていることはありますか。

坊:必ず「なぜこの施策を行うのか」について議論してます。何事にも疑問を持つことを意識しており、行うべき施策がこれでいいのか常に考えています。

MZ:チャレンジには失敗が付き物かと思いますが、「これは失敗しやすい」というケースはありますか。

坊:ターゲットを明確に設定できていない時は結構な確率で失敗していますね。誰に対する施策なのか明確化できていないと、施策の企画および実行段階でブレやすく、結果としてターゲットに届いていない状態になりがちです。

MZ:川口さんはいかがでしょうか。

川口:「失敗しやすい」とは少しずれるのですが、振り返りがしっかりできていないと、そもそも成功なのか失敗なのかわからないということになってしまいます。なので、振り返り方法を施策以前に決めることは非常に重要だと考えています。特に今後の施策の実施を判断をする上で重要な売上効果などの指標で定量的な振り返りをできるように設計にすることは常に意識していますね。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/08/03 09:00 https://markezine.jp/article/detail/28921

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