博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYデジタル、博報堂DYホールディングスは、TVCMとオンラインの動画広告をかけ合わせた広告効果予測プラニングツール「TV Cross Simulator」の機能アップデートとして、LINEアプリ上の動画広告メニュー「LINE Expand AD」への対応を開始した。
2018年、生活者のメディア総接触時間のうちデジタルメディアが占める割合は50.4%となり、初めて過半数を突破した(出典『メディア定点調査2018』博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所)。このようなデジタルメディアの進展が続く中で、企業のマーケティング活動におけるデジタル広告の需要はますます増大。特にオンライン動画広告によるターゲットリーチ獲得・商品認知向上などのブランディング効果に大きな期待が寄せられている。
「TV Cross Simulator」は、TVCMの出稿パターンやターゲット(性別や年齢など)、業種といった10種類以上のパラメーターを設定することで、キャンペーンの「ターゲットリーチ効率」や「広告認知率」などの最適化に向けて、TVCMとオンライン動画広告それぞれの出稿パターンをシミュレーションすることができるもの。
今回TVCMとLINE Expand ADのクロスメディアプラニングが可能になったことで、ターゲットリーチ獲得や商品認知向上などのブランディング指標において、より効果的な広告の出稿提案が可能になる。なお同ツールは、博報堂DYグループによるTVCMの運用実績と、今回新たにLINEと共に行ったクロスメディアキャンペーンのWeb調査結果をベースに構築している。
同社は今後も、「TV Cross Simulator」の機能アップデートなどを通じてTVCM×オンライン動画広告のより効果的な広告出稿を提案していくとともに、TVCMに関する広告枠の運用と、最先端のオンライン動画広告を組み合わせ、広告投資効果を最大化するソリューションを提供していく。
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