日立ソリューションズは8月22日、サイトコアと販売代理店契約を締結し、「Sitecore Experience Platform」(以下、「Sitecore XP」)の提供を開始した。
昨今、スマートフォンやソーシャルメディア、ECの普及などによって、Webサイトを購買のための情報収集の手段とする顧客が増加している。そのため、企業におけるWebサイトの役割が、総合的な情報発信媒体から、営業活動を支援する重要なマーケティングツールへと変化しているのが現状だ。
また、これにともない、Webサイトのアクセス履歴をはじめとする情報を分析して顧客一人ひとりの行動を把握し、各顧客に対して最適なコミュニケーションを図るデジタルマーケティングへのシフトが加速している。こうした背景のもと、日立ソリューションズは、企業のデジタルマーケティングを支援するソリューションの強化を目的に、「Sitecore XP」を導入した。
「Sitecore XP」は、コンテンツ管理の効率化やスコアリングによる見込み顧客の特定、アクセス解析によるWebサイトの改善などで、デジタルマーケティングを支援。現在、世界で5,200社以上に導入されている。
今回の取り組みにより、企業は、Webサイトを訪れたユーザーの属性情報や行動パターン、閲覧履歴といった情報を分析し、潜在的なニーズの顕在化と的確な情報提供を行うことができるようになった。加えて、サービスやプロモーションの質の向上、消費者のニーズに合った商品の企画などが期待できる。
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