アライドアーキテクツは、9月19日、AIを活用したデータ分析を軸に動画広告の企画・制作を行う新会社AiCON TOKYO(アイコントーキョー)を設立する。なおAiCON TOKYOは、クリエイティブディレクターの石渡晃一氏との共同出資による新会社だ。
AiCON TOKYOは、東京大学発のAIベンチャー企業であるArithmer(アリスマー)と同日より業務提携を締結。3社共同で「動画×AI×SNS」の3領域を掛け合わせたサービスを展開し、ソーシャル時代に適したデジタルコミュニケーション事業を推進していく。
AiCON TOKYOでは、AIによる生活者データの分析を通してターゲット層の興味やニーズを掴み、コミュニケーションの幹となる戦略を立案。その戦略をベースに、ターゲット層の共感を得る動画コンテンツや広告クリエイティブをスピーディーに開発し、SNSなどのソーシャルメディアを効率よく使うことでマーケティングPDCAの高速化を実現する。
具体的には、広告主企業より動画制作の依頼を受けると、まずAiCON TOKYOで戦略立案を行い、ターゲット層の興味関心や商品認知度などを調べるアンケート項目を作成。これをもとに、アライドアーキテクツがSNSユーザーを対象としたアンケート調査を実施し、収集したデータをアリスマーへ送付してデータを分析。アリスマーによって出力されたターゲット層のインサイトデータを活用し、AiCON TOKYOが動画の企画および制作・編集を行い、アライドアーキテクツがSNS広告やキャンペーンを通じてターゲット層へ発信・拡散するという流れだ。
AiCON TOKYOは、莫大な予算をかけて幅広い層へリーチするマス広告とは異なり、生活者一人ひとり「個」へのアプローチを強化することで、広告プロモーション費を圧縮しながらマーケティング効果を拡大する狙いだ。また、大企業だけでなく、これまでテレビCMなど大規模な広告展開をできなかった企業に対しても、動画を軸としたプロモーション施策をサポートしていく。
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