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Webマーケティングにおける「UXデザイン」を考える

「おいしい大麦研究所」立ち上げプロジェクトから学ぶ“UXデザイン”実践法

重要なのは「どのUXを優先するか」を決めること

MZ:では最後に、UXデザインを実践していくうえで、鍵となるポイントを教えてください。

大崎:UXという言葉は、様々なレベルで使われています。たとえば、生活者の固有のタッチポイントにおけるUXもあれば、いち生活者のカスタマージャーニーを横断したもの、シェアリングサービスのように複数のステークホルダーを介するものもあれば、組織における従業員のUXもあります。

 そのなかで、事業課題の解決にあたり、どのUXを最優先で取り組むべきか、どのタッチポイントを改善すべきかを特定するということが重要なんです。UX全体を見ることはもちろん大切ですが、どの部分で、どういう成果を出していくべきかいうところを、事前にチーム全体で合意形成しながら戦略的に進めていくことが大事だと思っています。

高橋:「生活者視点をどれだけ実感できるか」というのが、いちばん重要だと思います。今回のプロジェクトでは、生活者の生の声を聞くという体験を通し実感値を高めることができました。想像だけで作ったUXデザインと実感のこもったUXデザインでは、自分の中に入り込む密度が全然違う気がします。

 生活者視点をよりリアルに捉えられれば、こちらが伝えたい内容を押し付けるのではなく、ニーズに沿った形で提供することができ、結果、生活者にとっても企業にとってもメリットになります。両者にとって有益なUXデザインを行うために、実感値をどう生み出すかは、これからも意識していきたいと思っています。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2018/11/05 08:00 https://markezine.jp/article/detail/29376

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