課題はSEO 解決策の1つはリスティング広告
Q3では、Q2で検索エンジンを使い動画を探したことがあると回答した147人に対して、検索エンジンを使い動画を探した際に困ったことがあったかを尋ねた。その結果、「検索結果では内容が理解しづらい」と回答したユーザーが54.4%でもっとも多くなった。次いで、「有料か無料かがわからない」が39.5%、そして「検索にヒットした数が少ない」の34.7%が続く結果となった。

現状、パソコンに比べると多くのモバイルサイトでは検索エンジン対策(SEO) が十分には取られていない。これは、モバイルの検索エンジンアルゴリズムが固まっていないという現状も影響しているが、検索結果に表示される説明文は、当該ページの上部にあるテキストがそのまま表示されるケースが多い。
また、モバイルサイトの多くは、有料課金システムを採用しているため、パソコンからのアクセスを禁止している場合がある。特定のIPからのアクセスを禁止していれば、検索エンジンのクローラーがサイトに到達することもできず、インデックスが形成されないという事態も起こりうる(これに対しては、各検索エンジンが公開しているIP帯からのアクセスを許可することで対応できる)。
この他にも、モバイルSEOを考える上では(PCのSEOと同様な点も多くあるが)、利用可能なディレクトリサービスに登録する、論理タグの適切な利用やウェブサイトの階層を深くしすぎないなど、考慮すべき点は非常に多くある。
上記したように、モバイルの検索エンジンアルゴリズムはいまだ固まっていない(固まったとしても日々変化していく)こともあり、どうしてもインデックスが形成されない、思ったような検索結果表示がされないといった場合は、リスティング広告を利用するというのも1つの手段なのかもしれない。
本調査はモバイルネットリサーチを使ったものですので、指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
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