オプトグループのbrainyは、パブリッシャー支援事業において、フルオーダー制レポーティング集約サービス「bReporter(ビーレポーター)」をリリースした。
昨今、運用型広告の収益化において、日々のモニタリングが煩雑化し、工数が増加している。パブリッシャーは、5社から20社ほどの広告配信事業社を使用して、最適化運用することが一般的。各広告配信事業社の管理画面などからデータを取得・統合し、全体の収益管理や個社別のパフォーマンスをモニタリングするために、自動・手動を組み合わせた独自の仕組みを構築しているケースが多い。また、アドサーバーへ広告リクエストを送る前に、入札競争を行うことで、より収益の高い広告を表示する「ヘッダービディング」などの技術により、レポート集約が複雑化している。こうした背景から、同社は、同サービスの提供に至った。
同サービスでは、アドサーバーの種類やウォーターフォールの構造に関わらず、パブリッシャーが数値を取得している全広告配信事業社のレポーティングを集約。アウトプットはフルオーダー制のため、パブリッシャーごとに必要な指標に合わせたカスタマイズが可能だ。パブリッシャーは、定期的に確認できる集約レポートを基に、最適化を実行できる。
レポートのオーダー内容項目には、たとえば、「複数送付先指定」や「配信時間指定」、「KPI設定(インプレッション、クリック、収益など)」、「広告枠別、サイト別、日別、月別」などが用意されている。
同サービスの活用により、パブリッシャーは、レポート作成工数の削減を期待できる。また、最適化に必要なファクトがタイムリーに手元に届くため、改善策実行の判断スピードが向上する。
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