伊藤忠テクノソリューションズは、中国に進出する企業に対して、協力パートナーと連携したITシステムの構築支援サービスの提供を開始した。
中国国内でのスマートフォンの普及にともない、越境ECサイトの市場は拡大傾向にある。しかし、2017年6月に施行された中国サイバーセキュリティ法では、中国国内で収集した個人情報や生成した業務データなどを、中国政府の許可なく持ち出すことは禁じられている。このため、越境ECを行うには中国国内でサービスサイトを構築する必要がある。
そこで同社は、中国に進出する企業向けに、パブリッククラウドを活用した中国国内でのシステム構築支援サービスをリリース。コンサルティングからクラウドを含めたシステム構築、アプリケーション開発、運用までをトータルで支援する。また、協力パートナーと連携し、中国での対応や中国語でのサポート、WebサイトやECサイトの開設に必要な許可証「ICP登録/ICPライセンス」の申請や取得支援も行う。同社は、同サービスを3年間で20社へ提供することを目指している。
さらに同社は、Alibaba Groupのクラウドサービス「Alibaba Cloud」の取り扱いも開始。仮想サーバに加え、ストレージやデータベース、負荷分散などの機能を含めて、システムの設計や構築、運用などのサービスを提供する。
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