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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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私のキャリア

過去は振り返らず、未来をデザインしていきたい

仕事の価値観を変えたFacebookのカルチャー

――丸山さんにとって、Facebookはどのような会社ですか?

 入社する前から感じていたとおり、同僚が本当に良い人ばかりで。Facebookはダイバーシティを大切にしており、様々なバックグラウンドを尊重しようという理念があります。私も採用に関わりますが、新しく入社された方から学ぶことが多く、いつも新鮮な気持ちでいられます。

 またFacebookには、ムーブファーストというカルチャーがあります。物事には様々な判断基準がありますが、Facebookの場合は早く行動を起こし、お客様へ良いパフォーマンスを届けることを優先しています。ユーザーの動きは目まぐるしく、Facebookはいち早くそれに合わせた商品展開を行います。営業も毎週のように行われるプロダクトアップデートを理解し、お客様へすぐにリリースするというサイクルで活動しています。このムーブファーストが、お客様のキャンペーン成果に結びついていると思います。

――働く上で大切にしている価値観は?

 実はFacebookに入社して、大きく変わったことがあるんです。それは、自分のパーソナルライフを大切にすること。以前は、女性はライフイベントに応じて、ときには仕事を諦めないといけないのかなとも思っていました。Facebookは仕事とパーソナルライフの両立をサポートしていくシステムが充実しています。育児休暇は性別関係なく取得できますし、自宅で仕事をすることも問題ありません。さらに制度だけでなく、働く私たち自身にもそれを受け入れるカルチャーが根付いています。かつては身を粉にして朝から晩までオフィスにいることが仕事であり、それが「できるビジネスパーソンなのだ」と考えていました。しかし仕事は、かけた時間ではなく目標をクリアしているかどうかのほうが大切。パーソナルライフを大切にすることが、パフォーマンスの最大化になると考えていますので、チームメンバーには積極的に制度を使って欲しいと思っています。

 また人と接するときには、ハーフウォーターの理論を常に意識しています。水が半分入ったコップを見て、「半分もある」と思うか、「半分しかない」と思うかというものですね。どちらが良い悪いではなく、同じものを見てもそれだけ感じ方が異なるというわけです。それを前提に、最初のマインドセットのところですれ違いが起きないように相手に合わせて接し方を変える必要があります。社内マネジメントでも社外のお客様と話すときも、必ず相手の思考を捉えるようにしています。

自分を支える大好きな言葉

――今後のキャリアビジョンは?

 今の仕事には、まだまだ可能性がたくさんあると感じています。たとえばマネジメントについてですが、Facebookに入社してから、多くのトレーニングを受ける機会がありました。その度に、適したやり方は相手によって異なり、スキルを磨く必要があると感じています。勉強の毎日です。また、自分の力が日本だけでなく他国のマーケットでも試せるのか、チャレンジすることがあるかもしれません。そして、キャリアチェンジの可能性も考えます。プロダクト、マーケティングなど領域を広げて、キャリアを作っていく必要があるのかなとも思っています。マネジメント・対象とするマーケット・キャリアチェンジという3つの軸で、これからのことを考えていきたいです。

 私の大好きな言葉に「I truly believe that no matter what you've done in your life, no matter how bad you perceived it to be, you can always change where you are.(過去のことは後悔しても直せないけれども、未来は作っていける)」というものがあります。マドンナの言葉です。過去の後悔に時間を割くよりも、未来をどのようにデザインしていくかを考える。学生時代から大切にしている、私のフィロソフィーです。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市川 明徳(編集部)(イチカワ アキノリ)

MarkeZine編集部 副編集長
大学卒業後、編集プロダクションに入社。漫画を活用した広告・書籍のクリエイティブ統括、シナリオライティングにあたり、漫画技術書のベスト&ロングセラーを多数手がける。2015年、翔泳社に入社。MarkeZine編集部に所属。漫画記事や独自取材記事など幅広いアウトプットを行っている。
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/11/26 14:15 https://markezine.jp/article/detail/29713

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