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地方に学ぶ、「攻めた」クリエイティブ・企画

コラボ×地方PRで、他の都道府県と差別化!佐賀県の「サガプライズ!」の実態に迫る

佐賀県がコラボで得たもの

MZ:このようなプロジェクトを行ったことで、佐賀県としてどんな成果が得られましたか?

中島:「サガプライズ!」を始めた時は、県庁の様々な課の中で情報発信に対するプライオリティはそこまで高くありませんでした。しかし、様々なプロジェクトを続けていく中で、県庁だけではなく、県内で協力してくださる皆さまと話題になるネタを作るのが大事で、人をそれで動かせることもわかりました。そして、そういった形での情報発信が根付いてきていると感じます。

岩本:あとは最近、佐賀県としてアニメやゲームとのコラボを多くやってきたことで、それらが好きな方の間での強い認知が取れている点ですね。ゲームのキャラクターの名前に「サガ」と付いていると、「また佐賀がコラボするんじゃ」といった憶測が立つこともときどきあります(笑)そのように、佐賀県に対して期待してくださるのはとても嬉しいです。

佐賀の魅力×リーチしたい層で新たな企画を

MZ:コラボに関わった企業・団体からの反響はいかがですか?

中島:一番メリットに感じていただいているのが、通常のゲームやアニメのプロモーションではリーチできない媒体への露出が見込めるというところだと思います。新聞などでも、公共性のあるイベントとして紹介してもらえたりしますので。

岩本:カプコンさんの「ストリートファイターⅡ」とのコラボを発表した日の夜、NHKのニュースに「今日のトレンドは『佐賀ット』」と長尺で取り上げていただいたこともありました。カプコンの担当者の方も「NHKでゲームのことを取り上げてもらえるというのはなかなかない」とのことで、とても喜ばれていましたね。

中島:あと、リアルイベントを行う場合、地域の観光資源を絡めたイベントになるので、来場者の方の満足度も高いんです。地元の方も一生懸命おもてなしをしようとするし、ご飯も美味しく、人も優しいため、ファンの方の多くが満足して帰られます。

MZ:最後に今後の展望をお伺いします。

中島:今後もゲームやアニメといったコンテンツとのコラボも行っていく予定ですが、やはり一番伝えたいのは佐賀の魅力、素材の良さです。きちんと地元にフィードバックできる、地域の課題解決につながるようなことを今後も行いたいと思っています。

岩本:色々とコラボしてきていますが、まだそれでも届いていない層、たとえば10代の若い女性、40代の方などたくさんいらっしゃると思います。そのため、コンテンツや企業が抱えるファンの方の属性を踏まえ、佐賀の魅力をPRできるようにしていきたいです。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/11/28 08:00 https://markezine.jp/article/detail/29760

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