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女性向けメディア特集

ユーザーの暮らしに広く深く入り込みたい――「キナリノ」が構築してきた世界観に迫る

Instagramも競合、キナリノが掲げるビジョン

――メディアの運営には、どのようなデータを活用していますか?

渡部:キナリノの中には、約13,000のコンテンツがあります。ですが、恐らく一人当たりのユーザーが読んでいるのは、このうち1~2%のコンテンツだけでしょう。一方で、残り98%のコンテンツの中にも、それぞれのユーザーの志向に合うものがあるはずです。これを、アプリ内での行動データに基づいてパーソナライズし提案していけば、さらにキナリノが有用なサービスになっていくと考えています。

――コンテンツのレコメンドよりもさらに先に進んでいるイメージでしょうか?

渡部:Instagramの検索のフィードでは、その人の興味関心に基づいた投稿が無限に出てきますよね。これは、Instagramが上手く機能している要因のひとつだと思います。すき間時間の奪い合いという意味では、我々はInstagramなどのSNSとも戦っていかなければなりません。キナリノができることを考えた時、「このコンテンツはどうですか?」とレコメンドするだけでは、戦えないと思っています。

 スマートフォンが登場して、ネットの接触時間は何倍にもなりました。そのうち、大きく変わったのはすき間時間の埋め方です。Instagram、Facebook、LINE、ゲームなど、すき間時間を埋めるサービスがここ数年でぐっと伸びています。

 キナリノがいかにここに入り込めるかが重要で、何か目的のある時だけではなく、無意識に使ってもらえるようなサービスを目指しています。そうなると、キナリノはユーザーの生活にすごく深く入り込むことができるはずです。

――最後に、今後の展望をお聞かせください。

渡部:ユーザーの暮らしに色々なシーンで深く入り込んでいきたいとお話してきましたが、いきなりこれを実現することはできません。まずはキナリノを指名で使ってもらえるようなサービスを目指し、引き続きブランディングに取り組んでいきたいと思います。そのためには、ユーザーの暮らしの中にある課題を見つけて、それをキナリノ内のコンテンツでどう解決できるかを日々考えていきたいです。

 また、アプリを展開し始めてから、コンテンツのクオリティは各段に上がりました。広告ビジネスでも、クライアントのキナリノへの期待値が上がってきているように思います。引き続き、クライアントにも支持してもらえるように頑張っていきたいですね。

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この記事の著者

松崎 美紗子(編集部)(マツザキ ミサコ)

1995年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、新卒で翔泳社に入社。新入社員として、日々奮闘中です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/01/16 09:00 https://markezine.jp/article/detail/29955

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