リエールファクトリーは、300名の男女を対象に、「キャッシュレス決済・支払い方法に関する調査」を実施した。
87%がクレジットカードを利用
はじめに、「普段の支払いで利用したことのあるサービス・支払い方法」について調査。その結果、最も高い数値を集めたのは「現金(292人:97%)」となり、次いで「クレジットカード(261人:87%)」となった。次点で、「交通系ICカード(138人)」が並んだ。
コード決済で最多となったのは「楽天ペイ(25人)」で、その他「PayPay(15人)」「LINE Pay(12人)」も名を連ねた。このことから、これらのコード決済サービスは、全体の10%程度の人が利用したことがあることが明らかになった。
現金・クレジットカードが依然として主流
次に、上記支払い方法のうち、「最も利用している支払い方法・サービス」を調査。すると、利用率が最も高かったのは「現金(64%)」で、「クレジットカード(30%)」が次いで2番目となった。
プロモーション施策でコード決済利用者が増加
続いて、「コード決済を使い始めた時期」を調査。その結果、「2018年11月以降(同年12月以降とあわせて)」と答えた人が全体の5%を占めた。これには、コード決済サービス事業者によるプロモーション効果が反映されていると想定される。
キャンペーン最多利用は「PayPay」
さらに、コード決済サービスにおけるキャンペーンの利用状況を調査。すると、「LINE Pay」「楽天ペイ」などに比べて、「PayPay(7%)」が最も利用されたことがわかった。
コード決済、最大の懸念は「不正利用」
最後に、コード決済に対する意識調査を実施。コード決済に対する印象としては、「不正利用が怖い(32%)」という回答が最も多く集まった。また、「使えるお店がわからない(23%)」という回答も挙げられ、コード決済を利用できる店舗がまだ少ないことが浮き彫りになった。その他、「PayPay」が2018年末に実施した20%還元キャンペーンの影響などから、「還元率が高い(13%)」という印象も与えていることがわかった。
【調査概要】
調査期間:2018年12月21~25日
調査対象:ネットアンケート調査
サンプル数:300人
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