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定期誌『MarkeZine』巻頭インタビュー

グループ全体でマーケティング力を強化 共通顧客基盤でCX向上を目指すANA Xの挑戦

 CXを踏まえたサービス設計や改善に定評のあるANA。同社は2016年、2020年度までのANAグループ中期経営戦略の一環として、既存のロイヤリティマーケティング部を独立させる形で、新会社「ANA X」を設立した。主にマイレージプログラムを推進しながら、ノンエア事業を含めたデータ活用を推進し、グループに貢献しながらANA経済圏を確立するという。現時点での進捗と今後の構想を、取締役副社長の加藤恭子氏に聞いた。

※本記事は、2019年1月25日刊行の定期誌『MarkeZine』37号に掲載したものです。

マーコムとベンチャー設立の経験をもって新会社の経営へ

ANA X株式会社 取締役副社長 加藤 恭子(かとう・やすこ)氏
1989年、全日本空輸入社。2002年にマーケティング部門に異動。2014年にANAじゃらんパックの会社設立とともに副社長として出向し、2016年に同社社長へ就任。2018年から現職。

――今、楽天やLINEなどのプラットフォーマーがポイントを軸とする経済圏を確立する中、プラットフォーマーではない事業会社も独自の経済圏の確立を模索し、事業を広げる契機にしようという動きがあります。設立して約2年になるANA Xは、そこにいち早く名乗りを上げたとお見受けしました。

 まさに、そういう意図があります。ANAグループはこれまで航空事業を中心に展開してきて、今後もそれは大きくは変わりませんが、お客様へのより良いサービスの提供と関係構築、パートナー会社への貢献、また当社自体の収益性を安定させるためにも、ノンエア事業の拡大に力を入れていく戦略を立てています。ANA Xの設立はその一環です。

図表1 ANAグループのマーケティングプラットフォームを構築
図表1 ANAグループのマーケティングプラットフォームを構築

――まずは加藤さんのご経歴をうかがえればと思います。ANAには新卒で入社されているのでしょうか?

 はい、そうです。ただ、マーケティングやデータ関連事業には最初から携わっていたわけではなくて、2002年にANAの中でマーケティングを担っている営業推進本部に配属になったことが皮切りでした。最初はシステムの観点から携わりました。そこで8年ほど、国内線・国際線の予約や発券・収入などのデータを扱うシステム担当を経験した後、データベースマーケティング担当を2年、それからマーケットコミュニケーションを2年経験しました。ちょうど2013〜2014年あたりで、そこは新規の部署でしたね。デジタルが日常生活にすっかり浸透したことを背景に、宣伝とWebを統合してリアルもデジタルマーケティングも一緒にやっていく部署での仕事でした。その後、リクルートとのジョイントベンチャーであるANAじゃらんパックに立ち上げから4年間携わり、2018年の春にANA Xの副社長に就任しました。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長 1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、定期誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児...

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MarkeZine(マーケジン)
2019/01/25 13:00 https://markezine.jp/article/detail/30123

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