SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

2018年、最も利用が伸びたECアプリは?プレミアム会員の加入状況も発表【ジャストシステム調査】

 ジャストシステムは、同社が運営するマーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」において、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査 2018年総集編」を発表した。同レポートは、同社が2017年4月から毎月1回実施している「Eコマース&アプリコマース月次定点調査」における、2018年1月から12月までの調査データをまとめて分析し直したものである。

ECの利用 メインデバイスはPCそれともスマホ?

 EC利用時、最も頻繁に利用するデバイスを聞いたところ、2017年4月度では「パソコン」が58.0%、「スマートフォン」が33.7%だったのに対し、2018年12月度では「パソコン」が50.7%、「スマートフォン」が42.8%という結果に。EC利用のメインデバイスとして「スマートフォンシフト」が進行したことがわかる。

スマートフォンからのEC利用 約6割が「アプリ」

 スマートフォンからECを利用する際、「ネット」と「アプリ」のどちらから頻繁に購入するかを選んでもらったところ、2017年4月度では「ネット」を挙げた人は43.3%、「アプリ」は56.7%だった。

 一方、2018年12月度では「ネット」は36.6%、「アプリ」は63.4%に。スマートフォンにおいて、「アプリ」からのEC利用が一層浸透したことが読み取れる。

2018年、最も利用が伸びたECアプリは「ZOZOTOWN」

 主要なECアプリのなかで、特に利用している人の割合が増えたのは「ZOZOTOWN」。2017年4月度は14.4%、2018年12月度では22.6%と、約1.6倍に。中でも、10代の利用率は、18.5%(2017年4月度調査)から37.5%(2018年12月度調査)に上昇した。

ECのプレミアム会員加入が浸透。加入率1位は?

 主要ECサイトを利用したことのある人のうち、主要ECサイトが提供しているプレミアム会員(※)の「いずれかに加入している」人の割合は、54.4%(2017年4月度)から63.2%(2018年12月度)と増加傾向に。

 また、2018年12月度の調査において、会員加入状況を複数回答で尋ねたところ、最も多いのは「Amazonプライム会員」で、41.2%。次いで「Yahoo!プレミアム会員」が26.6%、「楽天プレミアム会員」が17.2%という結果だった。

(※)調査対象は「Amazon プライム会員」「Yahoo!プレミアム会員」「楽天プレミアム会員」「ZOZOプレミアム・ZOZOプラチナム会員」「ヨドバシ・プレミアム会員」

告知方法は「メルマガ」が断トツ SNSやアプリプッシュ通知が追い上げ

 ECサイトの利用経験がある人に、ECサイトからの新商品情報やキャンペーン情報を受け取る方法の中で、最も商品購入につながっていると思う方法を尋ねたところ、2017年4月度から2018年12月度までの調査期間を通して、最も多くの人から挙がったのは「メールマガジン」だった。

 しかし、調査期間を通して「メールマガジン」を挙げる人の割合は、2017年4月度調査では53.6%だったのに対し、2018年12月度調査では45.9%にまで減少していた。

 一方「SNS」を挙げる人の割合は、2017年4月度の8.8%から、2018年12月度は10.9%に上昇。「アプリのプッシュ通知」を挙げる人も、2017年4月度は9.8%だったのに対し、2018年12月度は11.3%と増加していた。

商品購入を促す影響力が強いSNSは「LINE」

 ECサイトからの通知を受け取っているSNSの中で、最も商品購入につながっているSNSを挙げてもらったところ、2017年4月度から2018年12月度の期間を通して、「LINE」と答える人が最も多いという結果に。2018年12月度調査では、46.7%の人が「LINE」と回答した。

 また、着実な増加傾向を見せたのは「Instagram」。2017年4月度の5.7%から、2018年12月度は11.5%に伸長した。

10代は圧倒的に「Amazon」 60代では「楽天市場」の支持も根強い

 2017年4月度から2018年12月度の調査期間を通して、主要ECサイトの利用状況を年代別に見てみると、10代では「Amazon」と答える人が多く、2018年12月度調査で70.4%だった。次いで「楽天市場」(2018年12月度調査:29.6%)、「ZOZOTOWN」(2018年12月度調査:27.8%)が続いた。

 20代、30代、40代、50代では利用しているECサイトとして「Amazon」、「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」の順番に利用率が多かったのに対し、60代は「Amazon」と「楽天市場」の利用率が拮抗し、2018年12月度調査では「楽天市場」(83.2%)、「Amazon」(79.6%)の順となっていた。

【調査概要】
調査主体:ジャストシステム
調査対象:全国の17歳から69歳の男女1,100名
調査期間:2017年4月から2018年12月の間、毎月1回実施
調査方法:セルフ型ネットリサーチ「Fastask」でのアンケート調査

【関連記事】
Instagramの購買への影響力が拡大/動画投稿は昨年比で約1.6倍に【ジャストシステム調査】
約8割が「Web閲覧履歴をもとにした広告配信」を認識/うち半数が不快に【ジャストシステム調査】
10代・20代の半数が「ECサイトのInstagramアカウント」をフォロー【ジャストシステム調査】
コンビニのキャッシュレス決済普及率は約3割/10代にスマホ決済が最も浸透【ジャストシステム調査】
10代の「Tik Tok」認知率は7割越え/YouTube広告への印象に変化【ジャストシステム調査】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/01/22 16:30 https://markezine.jp/article/detail/30197

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング