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イベントレポート

マーケソリューションとしての『北欧、暮らしの道具店』とは クラシコムのメディア戦略発表会をレポート


「ありがとう」と言われる広告コミュニケーションを

 発表会の最後に、同社 事業開発部グループマネージャーの高山氏から、広告の新商品の発表があった。

株式会社クラシコム 事業開発グループマネージャー 高山達哉氏
株式会社クラシコム 事業開発グループマネージャー 高山達哉氏

 同社は、広告事業で「BRAND NOTE PROGRAM」というタイアッププログラムを展開している。これは、メディアの強みを活かし、クライアントが伝えたい情報を、ユーザーに伝わるコンテンツとして企画制作配信を行うもの。広告事業でも、「フィットする暮らしの選択肢を広げてくれる」ことを前提として、コンテンツを制作しているそうだ。

 そして、今回発表された新しい広告プランにおけるコンセプトは、「ありがとう」と言われる広告コミュニケーション

 このコンセプトに関して、高山氏は、「お客様の欲望を喚起するのではなく、求めているものを満たしていくアプローチをしたい。お客様の欲望を、ブランド様と一緒に満たしていきたいと考えている」と説明。続けて、CMとしてではなく、「北欧、暮らしの道具店」の心地よい世界観で企業の商品を紹介する方法として、「青葉家のテーブル」とのタイアッププランを紹介した。

 『北欧、暮らしの道具店』では、「青葉家のテーブル」というオリジナルドラマの制作・配信を行っている。今回発表されたタイアッププランでは、この「青葉家のテーブル」のアナザーストーリーとして、スペシャルタイアップドラマを制作し、『北欧、暮らしの道具店』をはじめ、YouTube、IGTV、Facebookで配信する。

 たとえば、住宅メーカーとのタイアップでは、住宅をまるごと撮影場所として活用し、その後モデルルームとして展示。食品・飲料メーカーとのタイアップでは、ドラマに出てくるレシピを記事にまとめて紹介したりすることができるという。

 このほかにも、ブランドコラボパッケージプランとして、実際にメディアの世界観をプロダクトに落とし込む新たな取り組みも発表された。

 最後に高山氏は、今後広告事業で注力していくポイントを「動画領域の強化」「立体的な取り組みの展開」「ブランドファースト」の3つにまとめて、次のように話した。

 「クライアントファーストでもなく、ユーザーファーストでもなく、我々のブランドにとって意味があることなのかを広告事業でも考えていきたい。それが結果として、クライアント様の成果、ユーザーの期待に応えられるお取組みになると思っています。

 さらに、BtoBの事業を展開していて実感するのは、toBでお付き合いする方も、toCとして『北欧、暮らしの道具店』に向き合って下さっているユーザー様であるということです。だからこそ、理解をいただいて、いい成果に繋がっているのだと思います。ですので、ぜひ皆さまにも『北欧、暮らしの道具店』を見ていただいて、同じ価値観に共感していただける仲間として、色々なお取組みをご一緒していきたいと考えています」(高山氏)

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2019/03/22 16:50 https://markezine.jp/article/detail/30551

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